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ぼくのミュージック・ライフ

  • Songs Remains the Same
    Led Zeppelin: 聖なる館
    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

サンフレッチェの魂~リンク集

  • SANFRECCE Diary
    このブログを読んでる人ならすでに知ってるだろうから今更リンクを貼るのが恥ずかしい気もする。 何せこのサイト1997年から毎日更新してるというのが凄い。 過去の記事などはぼくも参考にさせてもらうことも多い。 継続は力なりというが実際には継続するのに力がいる。 そういう意味でも管理人のせと☆ひできさんは偉大である。
  • ススボウブログ
    自分サッカーやグルメについてのブログということです。 かなり熱心に応援してる方のようです。
  • ひろしま日記&サンフレッチェコーナー
    試合を時系列で紹介したりかなり凝った内容となってます。 現地の様子など行った人でしか分からないことがあり興味深いです。 試合に行った人も行けなかった人も楽しめるのではないでしょうか。
  • ゆみしん徒然の書
    ゆみしんさんのブログ。本当に色んなスタジアムに観戦に出かけて現地の様子をレポートしてます。観戦者視点でそれぞれのスタジアムの様子が分かり現地に行く時の参考になりそうです。
  • Scud Sanfrecce
    MICRAさんのサイト。ここの特集のコーナーは必見。サンフレッチェはなぜ人気がないかという考察については今までに見ない観点がある。是非一度読んでください。
  • ヒロシマ・コーリング
    今そこにある危機。サンフレッチェにはメディアが少ない。その為妙にぬるい記事が目立つ。そんな甘い現状にこのまま放置していいのかという危機感を感じた時発言していく。

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2007年12月31日 (月)

天皇杯鹿島戦~決戦の前の日

2008.1.1       天皇杯決勝 サンフレッチェ広島vs鹿島アントラーズ 国立競技場

 広島の知り合いから電話があった。天皇杯決勝のチケットの入手方法はないかとのことだった。Vポイントにも行ったが無かったということだった。しかも『紫熊倶楽部』さえも売り切れてたという。中国新聞も準決勝の勝利を一面に持ってきてたし注目されてるようだ。決勝には8年前も出てるがその時とはまるで注目度が違う。J2に降格したチームが決勝まで進んだというのもネタとして扱いやすいのだろうが天皇杯に入ってからというものサンフレッチェは本当に良い試合をしている。そこが期待感と相まって関心を呼んでるんだろう。

 ただ、正直なとこぼくはチケットが取れないという連絡を貰った時ホッとした。せっかく決勝まで進んだというのにぼくは帰省で東京にはいない。元日に戻ろうかとも考えたがそういう訳にもいかず間の悪さを感じていたのだ。チケットがないのなら諦めもつく。いや、却ってチケットもないのに東京にいたらそっちの方が空しい。むしろぼくが山口にいるのは良かったのかもしれない。

 一応知り合いもぼくがまだ東京にいると思ってたみたいだ。ぼくなら何らか情報を持ってそうだとかんがえたのだろうが生憎そのようなコネは持ち合わせてなかった。中国新聞にチケット込みのバスツアーの案内があったと説明したがよりによって新幹線の切符だけ買ってしまったらしい。うーむ、難しい状況だ。やはりネットオークションくらいしかないのだろうか。

 チケットをめぐってこんなにドタバタになるのもしょうがない。普段サンフレッチェの試合を観るにつけてチケットに困ることなんてないからだ。せいぜい浦和、新潟ホームの試合くらいだろう。アウェイであってもサンフレッチェは対戦相手として不人気カードとして扱われることが多い。だからこんな状況は最初から考えてないのだ。

 そういうことを含めて当日は何人サンフサポが集まるだろう。元々少ないサポーターの中で帰省シーズンなのに実家には帰らずしかもチケットを手に入れてるという条件。こんな状況になったのは本当に稀なことだろう。いいなあ、優勝争いって。せめて一人でTV観戦じゃなくて共に応援する仲間と観たいものだ。ぼくが山口に住んでいれば観戦会やったのにな。とてももどかしい気分になるのだった。

2007年12月30日 (日)

ガンバ大阪戦~快勝、殊勝、決勝

2007/12/29 天皇杯準決勝 サンフレッチェ広島vsサンバ大阪 静岡スタジアムエコパ

 ガンバとの対戦でどちらが勝つか予想した場合素直にガンバと答えるだろう。単純にJ13位のチームとJ116位で入れ替え戦にも負けてJ2に降格してしまったチームのどちらが強いか考えた場合まぎれもなくJ13位のチームだ。天皇杯はジャイアント・キリングの起こる大会だが奇跡も準決勝まで、それ以降は実力通りになる傾向がある。ということはその準決勝で勝ったということは奇跡を超えてしまったのだ。偶然が重なると奇跡になる。でも奇跡を超えてしまったらどうなるのだろう、もしかして必然ではなかろうか。

 確かに必然と表現するに値するだけの内容はあった。選手一人一人が自信を持って伸び伸びとプレーをしてた。攻め込まれてもこれくらいなら堪えられるという安定感がある。1点返され21となった時、その時間が2点目を入れてすぐだったことからまたかよというネガティブな気持ちになったがその後ボロボロと崩壊せず90分堪え忍び揚句の果てロスタイムに追加点をいれたのである。もう時間稼ぎのボールキープをしている時意表を突くようなシュート、パスを出した高萩も冷静だったがあそこで決めてしまった高柳も素晴らしい。このゴールで勝ったと確信した。

 元々高柳に関してぼくは信頼を置いてなかった。仲間内では一誠はやればできるのに気持ちが出せないとか言われてたがそれってプロとしてどうなんだろうという気がしていた。技術はあるけどメンタルが付いていかないというなら最初からプロとしての資質に問題があるのではなかろうか。期待されてトップに入っただけにその後の失望感も大きくハズレの選手として消えていくのだろうと思ってた。たった一つのゴールであるがこういう大事な試合で試合を決定付けるゴールをしたということはそれだけで記憶として強烈なものを残す。ぼくの中でふがいない、自信のない、頼りない高柳一誠は大きく性質を変えたのだった。

 ただ残念なのは柏木が審判へのクレームでイエローカードの累積で決勝に出れないということだ。つまんないカードを貰ったなと考えながらも確かにあれはファールをアピールしたいのはぼくも一緒だった。90分通して動き回って守備に攻撃に活躍したのに決勝に出れないというのは大きな痛手だ。せっかくTV中継があるのに。サンフレッチェを覚えてもらう良い機会だというのに。準決勝もTV中継があったがやはり決勝とまるでインパクトが違う。お客さんの入りからして違うのだから決勝の舞台に立つということがどれだけ注目されるかということだ。

 そういえば応援仲間の中には天皇杯優勝しても今シーズンのクラブは許せないものがあると言う人もいる。だけどぼくは違う。優勝すれば全てを許すことができる。J2に降格させたミシャがこのまま指揮を執り続けることも肯定することができる。それはこれからのチーム作りに期待が持てるとか監督としての手腕があるとかそういう理にかなった論理ではない。単に優勝したんだからいいだろ、勝ってるからいいだろという感情的なものだ。雑誌等でJ2降格への記事を読む度にフツフツと沸いてた怒りも1回の勝利でここまで思考を変えさせてくれるというのが自分でも驚きだが所詮ぼくもその程度の精神回路しか持ち合わせていないのだろう。

 元日決勝か。帰省して山口にいるけどどうしようか。やっぱり大晦日に東京に戻って決勝を観ようか。いや、元からそんなことができるなら最初からやってた。できないからこそ悩むのだ。本当にこの人間のないものねだりの感情だけはどうしようもない。ないからこそ余計に欲しくなるのだ。そして何にもタイトルがないからこそ尚更タイトルが欲しい。どうしても優勝を見たい。だけどぼくのいない国立で優勝したら降格をわざわざ広島まで観に行って東京での優勝を見逃したことになる。それって皮肉にも皮肉過ぎる。

 でもだからって負けて欲しいとは爪の垢程も思わない。ただ、どうして天皇杯のことを考えて帰省の計画を立てないと早々に負けてしまって帰省を決めると勝ち上がってくれるのか。それだけはとても理不尽なのだった。

2007年12月29日 (土)

ガンバ大阪戦~不透明な状況

2007/12/29 天皇杯準決勝 サンフレッチェ広島vsサンバ大阪 静岡スタジアムエコパ

 前に準決勝へ進出したのは2002年、やはりJ2に降格した時だった。あの時はJ2に落ちた悔しさ、無念さが合い混じり埼玉スタジアムに集まったサポーターはどうしても意地を見せたいという気持ちがあった。といっても集まったのはせいぜい30人くらいだろうか。少ない、少ないがこの当時のサンフレッチェの関東での試合では集まった方だった。そして後半の善戦もあったもののその試合を落としサンフレッチェの2002年シーズンは終わったのだった。リーグ戦であまり出番のなかったエルツェグって上手いなという話をしながら挨拶を終わって選手がピッチを去る時サポーターは久保竜彦のチャントを歌った。その後ろ姿からやっぱり移籍するんだなというのが分かった。そして天皇杯になって怪我を理由に試合に出なかった藤本主税も出て行くというのは想像でき全くその通りの移籍が行われたのだった。

 しかし今回の選手の動向が分からない。駒野はJ2でやるような選手じゃないから出て行ってもしょうがないと思いながらももしかして残るのかというようにも見えるし柏木は全く態度を表明しない。佐藤寿人は早々と残留宣言をしてるし一体何がどうなってるのか分からない。そういう不透明な時期にチームが勝ってしまうという物凄い皮肉な状況に陥ってるのだった。

 ただ、本音でいえば駒野はリーグ戦でシュートが入らなかった。柏木もゴール前までドリブルしながら最後のとこでパスをしてしまった、寿人はシュートを外しまくったというそれぞれに降格への責任がない訳ではなかった。だからここで移籍するのは逃げるという感情がなくもない。そして本当にそこまで素晴らしいパフォーマンスができるのならチームは降格しなかったし移籍のリスクを考えると1年くらいは降格させた責任を負うというのも選択肢として間違ってはなさそうな気がする。だからそれでも出て行くという選手は出て行けばいいというのがサポーターの本音だろう。

 J2降格が決まり意地を見せる、今回はそんな話ではない。実にフラットな気持ちだ。それはもう吹っ切れた部分があるんだろう。背水の陣のようなリーグ戦が終わり結局ダメだったがその分力の抜けたような感覚がある。応援しているサポーターがそうなのだからやってる選手も同じような感覚があるのではなかろうか。まあそんなこと『エル・ゴラッソ』にも載ってたが。

 この大事な一戦、ぼくはTV観戦だ。よりによって実家に帰ってしまった。本当のサポーターならそんなのキャンセルして静岡に行くべきだろう。エコパなんてもう2度と訪れるとこじゃないかもしれないのだから。ぼくは現地に行けないがTVでしっかりと知り合いの顔でも探すことにしよう。

2007年12月27日 (木)

天皇杯準決勝バスツアーご案内

急な募集だった為に人数で苦戦してるそうです。

もうバスを出すことは決まってますが興味のある方は参加してください。

よろしくお願いします。

【関東応援会】天皇杯 ガンバ大阪@静岡・エコパスタジアム

【行程】
集合 07:15 東京駅新丸ビル横 日本工業倶楽部ビル 07:30出発
===(首都高速・東名道)===掛川IC=== 11:30エコパ
試合終了45分後出発 ===東京駅(解散)

絶賛募集中です!

【申込先】
担当 清水までメールでご連絡下さい。
アドレス:shigeki1114@di.pdx.ne.jp

詳しくは下記サイトで確認してください。

http://www.sanfrecce.org/archives/2007/12/post_352.html

2007年12月24日 (月)

FC東京戦~世間に知られない勝利

2007/12/23 サンフレッチェ広島vs FC東京 天皇杯 FC東京@熊本県民総合運動公園陸上競技場(KKWING

 まさかこんな結果になるとは。20で勝利、それって完勝ってことじゃないか。だったら何でリーグ戦でやらなかったんだ。いや、それ以上にやはりメンバーの問題だったんだな。ウェズレイが帰国しカズをMFに戻した。たったそれだけをやれば勝てたのだ。それを何で今更、J2に落ちた後にやったって遅いんだよと叫びたくなった。

 勝ったのに嬉しいようなやるせないような複雑な心境だった。というのも正直ここまで勝つと考えてなかったせいですでに実家へ帰る切符を買っていたのだ。その事情を知らない仲間が29日静岡へ遠征へ行こうというメールが来た。まさかこのぼくがすでに新幹線の切符を買っててそっちを優先するとは思わないだろう。だけど優先せざるを得ないことだってあるのだ。ああ、こんなことなら年末帰るなんて言わなきゃ良かった。後悔、本当に後悔である。

 イングランドの格言で女房は替えられても好きなクラブは替えられないというのがある。かなり当たってるが実際には日常生活を営む上で好きなクラブを犠牲にしなきゃいけない状況もある。ぼくは今まで応援仲間から遠征してこの試合観たいけど行ったらカミさんに殺されるだろうなというのを聞いたことがある。そうなのだ、実際には女房であり家族でありその他もろもろのことを優先しなきゃいけないことだってある。普段色んな所へ観戦に出掛けられるのもそういった人達の支えがあってこそ、全てが全て思い通りにならない。だからしょうがない時だってあるのだ。

 ぼくはこの夜近所のサッカーチームの納会に出た。大人チームの練習に出てるぼくは普段小学生の親御さんと話す機会がなく初めて話した人が多数いたのだが普段サンフレッチェのアウェイ・ユニフォームで現れるぼくは広島出身なのかという質問から始まり関東近辺の試合は全部行ってるとかスタジアムで声を掛けて関東でサポーターを集めたという経緯を話すとそこまで熱狂的なんですかという話になった。そこで話が弾むのはいいのだがサンフレッチェって今年何位だったんですかとかどんな選手がいるんですかとかそのあまりにも認知のなさに愕然としてしまうのだった。当然昼間やった天皇杯で勝ったことも知らずぼくが講釈をたれることになってしまった。確かに関東であるが広島でも同じような状況なんじゃないだろうか。最後にはまあ人気のないクラブだから知らないのもしょうがないでしょうけどと付け加えておいた。

 天皇杯準決勝、対戦相手はガンバ大阪。さすがにここでは勝てないだろう。といっていざ試合が始まったら絶対勝てと意気込むのだが理性的に考えるとここまで来れただけで大健闘だ。だけど決勝に行きたい。元旦に地上波の中継に出たい。それがせめてもの世間へ認知度を上げる機会だろう。

2007年12月23日 (日)

FC東京戦~何だかんだでやっぱり勝って欲しい

2007/12/23 サンフレッチェ広島vs FC東京 天皇杯 FC東京@熊本県民総合運動公園陸上競技場(KKWING

 人間とはちゃっかりしたもので虚無の感情に襲われつつもいざ希望が見えれば急に高みを目指すものだ。ぼくは入れ替え戦に敗れたことでもはや天皇杯などどうでも良くなってた。それが5回戦でジュビロ磐田に勝ったことにより決勝までの道筋を考えてしまった。もう元旦は国立のピッチに立ってなきゃいけないという気でいる。来期についてももう当分J1には上がれないなどと考えたこともあったがいざリーグ戦が始まれば全勝しろと意気込むんだろうな。

 サンフレッチェを応援しててどうしても引っかかるものがある。それはJリーグ発足時の参加クラブとしてオリジナル10であるサンフレッチェはその10クラブの中で唯一タイトルがないのだ。J2に落ちてしまうようなクラブが贅沢な望みかもしれないがやはり物足りないという感覚は残る。タイトルが欲しい、絶対欲しい。天皇杯を制することはJ2落ちへのせめてもの慰めになる。そして来期戦うことになるJ2のクラブに危機感を与えることができる。やはり広島は強いと。2003年の第3クールのように大したことないと思われると本当に勝てなくなる。サッカーにおけるメンタルな要素は本当に大きいようだ。

 確かに天皇杯の優勝は縁起が良くない。獲ったシーズンは不信に喘ぐという曰くが付く。だがそれも浦和レッズが天皇杯を獲得しつつもリーグ優勝したことでジンクスとしては途切れただろう。天皇杯を獲ると不振に陥るというのは恐らくそこで今度のリーグ戦はいけるという過信が生まれてくるからではなかろうか。もうこのシーズンになると大体人事も決まってて来シーズンの契約がない選手が出てたりする面でモチベーションを保つのが難しいチームもある。そういった中で戦うのでフロックというものが非常に効く大会だ。運が良ければ勝てるという要素があるのだと思う。

 ただ、情けないことにぼくの家にはBSを見れるTVさえない。一体この試合をどうやって見ようか。そもそも決勝を目指すと言いながらももう年末実家へ帰る新幹線の切符を買ってしまってるのだった。優勝を目指すと言いながらやっぱり無理だろうと腹の底では思ってる。それってクラスで好きな子がいるけどフラれるだろうと思って2番目に好きな子に告白してやはりフラれてしまう、そんな感覚のような気がした。

2007年12月21日 (金)

『紫熊倶楽部』から雑感

 『紫熊倶楽部』がポストに入ってた。槙野のひれ伏した写真にJ2降格へのコメントが書かれていた。ということで紙面は全てJ2降格への記事となっている。元選手の吉田安孝のインタビューから始まりマッチレポート、それぞれのコラムは全てが降格へのものだ。そういう紙面になってるというのは最初から分かってたものの読んでいく内にフツフツと怒りが込み上げていた。何でこのメンバーで戦ったのかとか何でこんなこと分からなかったのかとか何で点の取れなくなったウェズレイを使い続けたのかと。そう思った時やっぱりペトロビッチ監督で大丈夫なのかという気がしてきたしこのクラブのフロントは本当にサンフレッチェを良くしようと考えてるのだろうかと疑問を感じるのだった。正直ここに書かれてることはほとんどのサポーターは口にしてたこと、対処するならもっと早くできたはず。何もせずに成り行きに任せて気付いたら落ちてたという印象が強い。フロントにお役所的なものを感じる。こんなんで大丈夫だろうか。

 でも降格したことの大きな要因は観客動員だと思う。結局いくらサポーターが疑問を感じようと観てる人が少ないものだから声は小さい。象徴的なのは入れ替え戦2戦目の敗戦後コアサポの掲げた弾幕への周囲への反応である。「いつまで期待を裏切り続けるのか」「結果の出ない監督の続投は許さない」というメッセージにコアサポの周囲は弾幕を下ろせとコールした。正直どちらの気持ちも分かる。来期もがんばってもらいたいファンと毎試合応援してるコアサポ。コアサポは毎試合観てるだけに思うことが大きい。大してこの試合だけ観た人は惜しかった試合の後にそれはないだろという気持ちだ。どちらが正しいとぼくが言うことはできないがただ一つ言えることは10人いれば10人のサンフレッチェ感があるということだ。だから観客を増やすということはこういった自分達の意向に沿わない人もいるということだ。サンフレッチェの観客動員がこのままでいいと思ってる人はいないだろうが増えたら増えたで今までまかりと通ってたことが通らなくなる。そこはしょうがないとこだ。

 ぼくが広島へ行って感じたことは殻を破る人がいないということだ。ぼくはコアサポとは離れた場所で声を出してたがそこでは他に声を出す人が限られてた。その割には弾幕の下ろせコールを結構やってたような気がする。コアサポのリードとは別のとこでこういったまとまった行動が出たというのは今後応援で観客を巻き込むのに何らかのヒントがあるのではなかろうか。例えば一人じゃできないけど隣に座ってる顔見知りが声を出してたらどうだろう。関東は一人一人声を掛けていきお互いに気心が知れることによりまとまることができた。そしてアウェイ・ゴール裏に人が増えていった。こういうことが広島でも必要なんじゃないだろうか。

 街を歩いててもレプリカを着た人はいない。どこかおおみえきって応援するということに対して羞恥心を持ってる人が多いみたいだ。本当はスタジアムに行けばこそ大声を出せる。あの場こそ広島と叫んでも狂人と思われない。そんな気持ちの良い場所だ。そして試合後仲間とクソミソに監督の悪口を言う。そんなことをやってるからぼくはちっともストレスを感じない。職場の嫌な奴のことも仕事が終わればサッサと忘れることができる。一度はまれば忘れられない空間、ただそこへ引き込む為にはハードルが高いという感じだ。

 とりあえずぼくは関東でサンフを応援してる人を見つける。そしてそういった人の中から広島へ帰る人もいる。それが徐々に広島を変えることができればと考えるしそういった影響はないとも言えない。チームはJ2に落ちたけど来年も変わらずチームをサポートしていきます。

2007年12月18日 (火)

サンフの見え方

2007/12/16 親父チームvs親父チーム 近所の小学校グラウンド

 少年サッカーの練習が終わるのを待ってたらぼくの姿を見付けたこの後行われる大人クラスの練習に参加してるリョウくんが近寄ってきた。ぼくはこの練習にいつもサンフレッチェのアウェイユニフォームを着ていくのでぼくがサンフサポだというのはみんな知ってることだった。

「先週広島まで行ったよ」

「そうだろうと思った」リョウくんは笑った。「最近練習来てないなと思ってたんですよ。J1も大宮と残留争ってたから広島落ちたら落ち込むんだろうなと思ってたんですよ。でも大宮は知り合いが来年トップに上がりそうなんで落ちて欲しくもないし複雑でしたね。ただ大宮の場合一度落ちたらもう上がれない気がするから。広島は天皇杯でもFK2本決めて磐田に勝ったし良い選手いますよね」

 良い選手いる。外からはそう見えるのか。でも確かに大宮や横浜FCに比べたらずっと上がる可能性は高い気がする。新聞では色々な情報が飛び交ってる。別に出て行きたければ出ていけばいいと思いながらもそれらの記事のほとんんどが飛ばし記事だというのも分かってる。大体この時期他にネタがないのでそういう憶測記事を書くというのは常套手段だろう。

 リョウくんは平繁が良かったと言ってた。こういう若い選手にしてみれば1J2で揉まれるのは良いことかもしれない。どっち道1年で上がれなきゃそれまでのチーム、そういう肩の落ちた感覚がある。チームのことはクラブのことなのでどうにもできないがぼくはとりあえず来シーズンも関東でサポーターを集めたいと思う。夜は仲間が下北沢に集まろうと呼びかけてたがぼくの家からは遠かった。行きたかったけど行ったら終電になりそうなので止めておいたのだった。

2007年12月16日 (日)

ジュビロ戦~今更ながらの勝利

2007/12/15 天皇杯 サンフレッチェ広島vsジュビロ磐田 広島ビッグアーチ

 何のモチベーションも何の期待も何の意気込みもない試合だった。だからぼくは仕事から戻りNHKのニュースでハイライトを見るまで結果を知らなかったものの映像の編集で勝ったことが分かった。浩司のフリーキックが2本決まるというリーグ戦では考えられないことが起こった。どうせ決めるならもっと早く決めてくれよ。こんなキックが蹴れるならウェズレイにフリーキックを譲らなければ良かったんだよと暗澹たるものを感じた。そして調べたらスタメンもカズがMFで平繁と寿人の2トップというこれももっと早く見たかった布陣である。何から何まで今頃という感じである。これでスタメンさえ替えれば勝てるのはずだというサポーターの憶測は間違ってはいないことが証明された。

 これでミシャも目覚めてくれることを期待したい。確かに流れからの得点はないが1点目は平繁がワンツーで抜け出そうとして貰ったファールである。決して攻撃ができてないという訳でもない。そして勝ったからだろうが積極的に戦ってるような気がした。結果はどうあれ戦ってる試合が見たかったのだ。だから入れ替え戦になれば尻に火がつくと思ったがあの状況においてまでまるで走れてなかったのがショックだった。勝てないのが不満なのではない、戦ってないのが不満だったのだ。もはやJ2降格が決まったのに、選手としてモチベーションを上げにくいのに勝ったというのは賞賛に値するがやはり今更な感覚はどうしても抱いてしまう。

 それにしても3,177人という観客、一体入れ替え戦の時のあの観客はどこへ行ったんだろう。まあ天皇杯はどこも客が入らないのでしょうがない面はあるが広島という土地は入れ替え戦とかタイトルを掛けてるとかいうような時しか客が入らないのだろうか。広島という土地を熱しやすく冷めやすいと表現した人がいた。確かに言えてるのかもしれない。それでも3,177人はどんなことがあろうと来てくれる人。今後はこのどんなことがあろうと来てくれる人を増やさないといけない。といって比率としては関東の方がこういう人が多いような気がする。この辺にヒントがあるような気がする。近いうちに仲間と議論したいところだ。

 そういやサンフレッチェは天皇杯だけは決勝に行ったことが3回もあるんだよな。まだ関東でサポーターがいない頃だったが今だったらどうなるんだろう。ちゃんとTVで客席映しても様になるくらいには集まるだろう。そう思うのだがここ数年は決勝には全く縁がないのだった。

2007年12月15日 (土)

ジュビロ戦~天皇杯へ掛ける想い

2007/12/15 天皇杯 サンフレッチェ広島vsジュビロ磐田 広島ビッグアーチ

 モチベーションが上がらない。すでにJ2に降格することが決まってる状況においてどうせ勝ち上がったってという思いがある。そりゃ試合がある限りにおいてその時々で勝って欲しいというのは感情としてあるがどこか脱力感があるのは否めない。2002年の時は降格の悔しさを天皇杯で晴らそうという気概があったが今回はとてもそんな気分は起こりそうもなかった。

 そもそもこの天皇杯というものは決勝以外は全く注目されない。スタジアムにもボワーンとした緩い空気が流れるのだ。これについて天皇杯の開催時期についての疑問の声もあるがぼくはいつやろうと大して変わらないと思う。むしろ元旦に決勝の試合をやれるだけ今の方がいいのではないか。そうでなければ決勝さえも注目されないということになりかねない。所詮Jリーグの主催する大会じゃないから大会の存在そのものがどこかお役所的、そこが一番の問題なんだろう。

 でもそこまで言いながらもこの試合は勝たなければいけないような気がした。先日トヨタクラブW杯で浦和がACミランと戦ったがその実力差に愕然としたものだ。サンフレッチェに大量得点をして勝った浦和がACミランに手も足も出なかった。サンフの中には世界を目指してる選手もいるだろう。Jリーグの中で実力が発揮できないというのではもはや芽がない。ましてやJ2なんか余裕の勝ち点で勝ち上がらないと。そう考えれば選手の力量を推し量るいい機会ではなかろうか。果たして本当にJ2にいるべき選手なのだろうか。それとももっと上を目指すべき選手なのだろうか。

 入れ替え戦があったせいで1週間ズレてしまった。そのお陰でBSでの中継があるようだ。ただぼくはBSすら持ってないんだよな。さすがに今日は中継を見ることができそうもないのだった。

2007年12月14日 (金)

京都戦~ホテルにて広島遠征の総括

2007/12/08 J1J2入れ替え戦第2戦 サンフレッチェ広島vs京都サンガFC 広島ビッグアーチ

 朝日が部屋に入り込む。海を展望できるこの部屋ではこの光が眩しい。何気に窓からの景色がいい。駅から遠いだのとんでもない場所にあるだのと文句を言いとんだ外れクジをひいた気分だったが少し気分が和むのだった。

 元来早起きなぼくはもう起きて机に就いて前日の内容をノートにまとめていたがタイセイさんはまだ寝ている。時々起きてはトイレに駆けつける。どうも夜中から下痢におそわれているらしい。ほぼ同じものを口にしたぼくは平気だというのに。やはり疲労もあるのかもしれない。

 もう来年はJ2ということが決まった。しょうがないと思う。あれだけ勝てなければ落ちてしまう。選手はどうなんだろう。色々な移籍が頭をよぎったものの別に残りたくなければ残らなくてもいいと思う。そもそもチームを降格させたのは選手自身だ。だから特に心配してない。却ってガンバ戦の時の若手メンバーでチームを作り直してもらいたい。

 そして監督。あれはもう交代だろう。違約金を払いたくいからクビにしなかったという憶測があるが辞めてくれと頼めば良かっただろう。正直日本の実績なんてヨーロッパへ帰れば何にもならない。だからミシャはクラブを降格させたけど自らのキャリアに傷はつかない。その辺の責任感が希薄なんだろう。できれば今度は日本人監督にお願いしたい。一体クラブは人事を考えてるのだろうか。

 失意の広島遠征。と言いたいとこだが別にそうでもない。もしかしたらもうJ1に上がれないかもしれない。それでも大して恐怖を覚えない。今回宇野降格で見えたことがある。クラブは絶対勝てないメンバーを固定して使い続けるミシャをどうにもできなかった。一言でいえば無能である。フロントがよくないとクラブは絶対によくならない。正直このクラブの御里が知れた気がする。

 本当に情熱を持ってこのクラブをよくしよう、客を集めよう、強くしようとする人がクラブにいないのだろうか。今のままでいい訳がない。不人気クラブ、地元から支持されてないクラブ、弱いクラブというレッテルがいつまで経っても変わらない。

2007年12月12日 (水)

京都戦~広島の反応

2007/12/08 J1J2入れ替え戦第2戦 サンフレッチェ広島vs京都サンガFC 広島ビッグアーチ

 スタジアムを後にし3人でアストラムラインに乗った。いやあ、正直覚悟はしとったけどなとHさんが話す。激混みの車内では周囲に会話が筒抜けだ。広島弁とは異質な訛りと話の内容から関東から来たというのは分かっただろう。別にそれがどうしたという訳でもないがこうして東京から来る人間がいることを広島の人には分かって欲しかった。

 飛行機で日帰りするHさんは「中筋」で降りた。「じゃあまた新年会で」という言葉を残して。そして終点の「本通り」の改札を出るとタイセイさんはマツダさんに電話を入れた。第1戦、京都まで行ったマツダさんにしてみれば今回来れなかったのは悔しかっただろう。だけどこの結果を受けて尚更悔しかったと見える。

「スタメン見たんだけどあの時点で負けると思いましたよ。何でウェズレイが入ってるんだよな」

「そうなんですよ、スタジアムでも早く平繁入れろという声がありましたよ。両チーム合わせて一番悪かったですね。何でその辺の見極めができないんでしょう。やっぱりあの監督じゃ駄目だったんですね。あとカズが中盤に戻ってたけどこの期に及んで戻すならもっと早く戻せよと言いたかったです。やっぱりちょっと日本舐めてた部分があったんじゃないですかね」

「そうだな、酷いよな・・・」

 改札前で紫のレプリカを着た2人の男の姿は目立っただろう。関東ではよく見られる光景だが広島では浮いてる気がした。そして2人で地下道を歩いてる際、花屋の店員と思われるお姉さんに「今日どうでした?」と聞かれた。ぼくらが駄目だったと言うと笑顔を作りながらも残念そうな表情を浮かばせた。

 その後宇品のグランドプリンスホテルに向けて路面電車に乗った。今日サンフレッチェ駄目だったんだねと小言で囁かれてるのが聞こえた。恐らくぼくらの姿を見て思いついたんだろ。

 宇品港でバスに乗り換えやっとホテルにたどり着いた。辺鄙な場所にあるとロクなホテルじゃないんだろうと思いきやクリスマスのイルミネーションもありゲームセンターやボーリング、コンビにまで完備されてるという豪華なホテルだった。

 ぼくらはチェックインを済ませるとベル・スタッフの女の子が荷物を持って部屋まで案内してくれた。小ぶりなかわいい子だ。やはり入れ替え戦の結果を聞かれた。駄目だった、点が取れなかったと言うと残念です、私も応援してるのにと言った。ぼくらはわざわざ東京から駆けつけたということとスタジアムでは関東の人が結構来てたということを教えるとそういう人がいるんだとちょっとした驚きの顔をしていた。

 でもぼくらが紫のレプリカを着てるだけでこうして結果を気にかけてくれる人がいる。客が入らないからといって広島でサンフレッチェが全く無関心だという訳ではないようだ。これってもっとクラブが努力すればもっとサンフレッチェを盛り上げることができるのではなかろうか。関東では三ツ沢競技場のアウェイ・ゴール裏を満席にすることができた。関東でできて広島にできない訳がない。待ってちゃ駄目、誘い込まないと。絶対に開拓する余地はあるのだからと感じたのだった。

2007年12月10日 (月)

京都戦~ビッグアーチの空気

2007/12/08 J1J2入れ替え戦第2戦 サンフレッチェ広島vs京都サンガFC 広島ビッグアーチ

 トラブルは広島に降りた時からあった。横川駅に向かおうと山陽本線に乗ったらいつまで経っても動かない。待てど暮らせど動かない。車内は段々混んできて不穏な空気が流れる。一体いつ動くんだ?さすがに不安になりホームに飛び出し駅員に聞くと車両故障があった止まってると言う。「だったら言えよ!」と怒気を帯びた声を上げて改札を出た。

 ここで不幸中の幸いだったのが関東のセイちゃんに鉢合わせたことだ。路面電車で本通りまで行ってアストラムラインに乗るのが無難でしょうという忠告でタイセイさんと付いていくことにした。お陰でビッグアーチには着けた。電車だったら間違いないと思ってたのに間違いがあった。遅延のアナウンスも何もない。本当にここ日本かという気がした。さすがはJR西日本、殿様商売である。

 アストラムラインに乗ってる間もずいぶん混んでるなと思ってたがみんなビッグアーチに向かう人だと知り観客動員に期待が持てた。入れ替え戦さえも客が入らなかったらという不安は取り越し苦労だったようだ。だけどこの試合に来るくらいならリーグ戦から来て欲しかった。J1クラブ最低観客動員数のクラブが下位に沈んでしまうのはなるべくしてなったという感もある。

 ビッグアーチの坂を登って行くと名古屋のドームさんに会った。これからスタジアムに行くと一体何人関東、それ以外の広島以外の県から来てるのか楽しみだったが、スタジアムの中のB5ゲート付近でHさんを見付けた。コアサポの方を見ると誰かいそうな気もしたが人が一杯で分からなかった。千円均一の入場料金のせいだろうか、無料シャトルバスのせいだろうか、とにかく大勢の人でスタンドは埋まってた。

 試合前からコアサポはコールをしている。そして周りもそれに同調してる。みんなが応援をしようという雰囲気があった。だがどこか絶対に残留をさせようという切羽詰った緊張感ではない。今日はみんなで声援を送ろうねという緩やかな連帯感だった。

 ぼくはHさんとタイセイさんと立ち上がってしまった。そして声を張り上げる。何とかバックスタンドもそれに呼応してくれないかと思って。そしたら数人は立ち上がった。本当に数人だ。でもみんな手拍子を合わせてくれる。やっぱりみんな応援したいんだ。だけどビッグアーチではまだ殻を打ち破って声を出す人が少ない。そこが関東とは違う面であった。

 試合が始まった。終始サンフレッチェのペース。でも決めきれない、ゴールに入らない。枠に行かない、シュートが入らない。これは打てども打てども入らない試合だというのが勘で分かった。寿人、駒野、柏木、ウェズレイ、みんな外す。外して外して外しまくる。運がないとも言える。だけどそれは最後の一歩が足りないとも言えるのだった。

 終了のホイッスルが鳴ったが結果はスコアレスドローだった。第一戦の結果と合わせて京都が昇格、サンフレッチェの降格が決まった。ガックリとうな垂れる選手、だが正直観てるこちらとしてはそれ程ガックリと来なかった。

 選手にしても本当に落ち込んでるのかどうか怪しかった。本当に残留したかったら普段からもっとピッチを走り回っただろうし競り合いは厳しくいったろう。何だかいつも負けてもまあ次があるさと高を括っているような気がした。そうでなければあんな気の抜けた試合はしないだろう。2002年の時は泣いてる人がいたが今回は泣いてる人が見当たらなかった。どこか消化不良の気持ちが残った。

 帰りしな後ろで大声を出していた青年と話をした。広島の人みたいだが来年は東京に転勤するという。それならぼくらも東京から来たから来年一緒になるねと話した。その青年は降格が決まったにも関わらず必死にサンフレッチェ・コールを繰り返した。コアサポはそれに反応しないが周囲の人はその声に反応した。太鼓のないサンフレッチェ・コールがこだました。チームへの不満、フロントの不信、色々あるだろうが必死に「サンフレッチェ」と叫び続けた。気持ちの良い青年だ。そしてそれに呼応した人々、広島にはコアサポ以外にも本当にサンフレッチェを応援してる人がいると思った。まだまだ開拓する余地がある。まだサンフレッチェは終わった訳じゃない、そんなことを感じさせた夜だった。

京都戦~広島へ向かう新幹線

2007/12/08 J1J2入れ替え戦第2戦 サンフレッチェ広島vs京都サンガFC 広島ビッグアーチ

 1年に3回も広島へ行ってしまった。こんなことは初めてだ。せいぜい1年に1回くらい、中には1回も行かないことだってあった。そりゃ関東から毎試合行ってる人もいるのは知ってる。ホームで広島の人と勘違いされてる人がいるのも知ってる。だけどぼくにとってはこれでも凄いことなのだった。そしてこういう時に限って母親から電話が掛かってきたりする。広島に行くんだというコメントに言葉を失ってた。

 東京駅でタイセイさんと会い新幹線に乗り込んだ。すでに新幹線のチケットも渡してあるので待ち合わせをする必要もなかった。そして乗り込んだ指定席は喫煙席の3人掛けシート、それしかなかったから仕方ない。ぼくの隣はオバチャンが座ったので良かった。オバチャンならタバコ吸わないだろうと思いきやしっかり吸ってた。ただ、ぼくら2人がちっともタバコを吸わないのに気付いたのだろう、度々デッキに行くようになった。恐らく気兼ねしてトイレのついでにデッキでタバコを吸ってたのだろう。

 そうやって相席になったオバチャンはぼくらに気を使ってくれたというのにぼくらの話は弾む一方だった。さっき乗ったと思ったらもう名古屋を過ぎてるという感じだ。今のチームに関しては話すことが一杯ある。いくら話しても語り足りない。その様子にこの人達ここまで何話してるんだろうと呆れたものだろう。

 『エル・ゴラッソ』の1面はサンフレッチェだった。注目されてる試合。まさかこの期に及んで第1戦のような腑抜けた試合やらないだろうなと思いながらもあの監督両チームで一番悪かったウェズレイをまた使うんじゃないのかとネタは尽きないのだ

2007年12月 7日 (金)

京都戦~広島へ行く

2007/12/08 J1J2入れ替え戦第2戦 サンフレッチェ広島vs京都サンガFC 広島ビッグアーチ

 そういえば2006年は京都に勝って残留を決めた。今度は京都によって残留ができない可能性がある。サッカーって恐ろしい、サッカーって面白い。それぞれが色んな想いがあるだろう。

 正直ここまで来たらもうどうなってもしょうなないという思いがある。第1戦で21と敗戦して状況的には圧倒的に不利だ。試合内容も完全に負けた内容だった。京都に行った人によると電車で「柏木って大したことないね」という会話が聞こえてきたそうである。悔しいというか歯がゆいというか。本当にワンランク上の選手を目指すならこういう試合で活躍しなければいけない。状況はどうあれ間違いなく注目されてる試合なのにそこで良いパフォーマンスを発揮できないのでは所詮その程度の選手ということだ。柏木だけじゃない、他の選手も同じこと。そもそもJ1のリーグ戦34試合戦って下から3番目の順位になってしまった。そしてさらにJ2のチームとも戦って負けてしまった。これはもう下に落ちてもらうしかないというのは理にかなってる。何ら理不尽なことはないのだ。実力がないから落ちる、ただそれだけだ。

 J2に落ちたらもう上がれないかもしれない。選手がいなくなってしまうかもしれない。でもそれら全てを含めてしょうがないことだと思う。駒野が居なくなる、寿人が居なくなるといったって中継では駒野がチンチンにやられてますねと言われてたし寿人はゴールを決めれなかった。京都の田原は2ゴールも決めている。そしてベストメンバーとして望んだ第1戦ではボールを完全に京都に支配されてた。どっちがJ1のチームか分からなかった。やる気があるのかと怒り心頭した。だが冷静になるとここでJ2に落ちるとサッカー人生の終わってしまう選手が何人かいるのに気付いた。本人が気付いてるかどうか分からないが恐らくもうどこも引き取り手がないだろうという選手がいる。だからこれで不甲斐ない闘いをしてサンフレッチェが落ちたら当の本人たちはもっと悲惨な目に遭うのだ。それに気付いた時妙に冷静になることができたのだった。

 元々このクラブが強いとは思ってない。弱くて頼りなくって情けないクラブ、それがサンフレッチェだった。人気もなくいつ潰れるか分からない、そういった憐れみを感じたからこそこのクラブを応援することにした。ぼくが応援してやらないと他に誰も応援しないからと。それが関東ではちょっとサポーターが増えて選手の中には日本代表に選出されてW杯まで出た選手もいることで浮かれた部分があったのかもしれない。本当はこんなものだったのだ。だから良くも悪くも入れ替え戦は今のチームの姿がそのまま出るのではないだろうか。あるがままの姿、それが見れるのが入れ替え戦だ。

 意気込みもなく気負いもない、妙に落ち着いた気分になってきた。これが明鏡止水と言うのだろう。アニメの『Gガンダム』では主人公のドモン・カッシュはこの境地に立つことによりスーパーモードを手に入れた。あっ、こんな話題持ち出してぼくがオタクなのがバレてしまうじゃないか。いずれにしてもホーム入れ替え戦は広島に行く。本当の意味での入れ替え戦を見届けに行くぞ。

2007年12月 5日 (水)

この期に及んでこの試合

2007/12/05 J1J2入れ替え戦第1戦 京都サンガFCvsサンフレッチェ広島 西京極陸上競技場

 広島から京都に行くという連絡があった。東京から京都に行くという連絡も受けた。知り合いのサンフサポは京都に乗り込むようだ。それなのにぼくは京都には行けない。しかも家にはスカパーもBSもない。ネットでクリックの嵐を行うか?何て空しい観戦だろう。いや、これって観戦と言えるんだろうか?でも実際にパソコンの前に座って速報をチェックしてたら失点してしまった。もうこうなると居ても立っても居られない、タイセイさんの家まで駆けつけたのだった。

 タイセイさんは暗い表情だった。すでに2失点したというのを西京極へ乗り込んだマツダさんから連絡があった。そして試合はいつものペース。やる気あるんだかないんだか分からない。京都の方が断然攻撃をしている。これは3点目が入るのも時間の問題か。

 もはやこの時点で負けることを覚悟した。というより諦めたという言葉の方が近いだろうか。全く勝てずに入れ替え戦まで来てしまったメンバーをそのまま使ってるということ自体信じられない。特にカズは狙われてたし服部は簡単にクロスを上げさせ過ぎるしウェズレイは何の脅威にもなってない。それなのにこの大事な一戦において指揮官のミシャは未だにこの3人に信頼を置いていた。スタンドで観ている観客の方がよっぽどこのチームの問題点を分かってるような気がする。それなのに何の対処もしてないようなこの布陣はムカついた。そして選手にもムカついた。本当に勝つ気あるんだろうか。サンフレッチェを舐めてるんじゃないだろうか。サポーターを舐めてるんじゃないだろうか。サッカーを舐めてるんじゃないだろうかという気がした。だってこのアウェイ・ゴール裏には東京から、広島から駆けつけたサポーターが少なからずいる。そういった人達の気持ちをないがしろにしてるような気がした。悔しくて悔しくてたまらなかった。

 ぼくはタイセイさんにビールを差し出した。とても正気で見ていられなかった。マツダさんからは西京極の雰囲気はヌルイという連絡が入った。京都は盛り上がってないようだ、これはチャンスだと思った。だがそんなもの何の影響もせずしかりといつものように負けていたのだった。

 しかし平繁がゴールした。この重要な試合でゴールしたのは平繁だった。寿人でも浩司でもウェズレイでもない平繁がゴールしたのだった。そして守備ではカズに替わって出た盛田の方が安定してた。服部に替わって出たリは気持ちを見せてくれた。結局スタメンは間違ってた。

 正直入れ替え戦は1戦目で勝った方が断然有利だ。だから広島では降格を観に行くことになるかもしれない。それでもぼくは行く。それは新幹線のチケットを買ったから。いや、それだけじゃなく降格するにしてもこの眼で見ておきたいからだ。そして試合が終わった後どうなるか見たい。さて、一体広島ビッグアーチでは何人知った顔を見ることになるだろうか。

2007年12月 3日 (月)

広島へ行く準備

 一日遅れたがタイセイさんの家にガンバ戦の録画を観に行った。もう結果が分かってるだけに退屈かなと思いきや高萩やリが積極的だった。前半の終わりはほとんどガンバに攻められまくったが後半持ち直し逆に終盤には攻める時間が続いた。いつもだとこのままボールを持たされて終わるのだが最後のワンプレーでCKから槇野のヘディングシュートを見た時には分かってても熱い感情を抑えることができなかった。この引き分けは千葉戦の引き分けとは違う。チームを勇気付ける引き分けだ。しかもこの試合はメンバーが相当入れ替わってる為京都のスカウティングも混乱したのではないだろうか。心情的には波に乗ることができた。

「この試合は良かったですね」

「そうでしょ、だから私も広島行こうという気になったんですよ」

 ついさっきタイセイさんには旅行代理店で買った新幹線の切符を渡した。正にガンバ戦の後旅行会社の新幹線とホテルがセットになったプランを申し込んだのだった。もう1週間前ということで空いてるホテルもわずか、そして新幹線の席もギリギリの時間でやっと取れたという状況である。もう迷ってる暇はなかった。

「でも昨日旅行代理店のお姉さんもあんなに電話でやり取りしながら申し込んでたからこの人何しに行くんだろうと思ったでしょうね」

「エッ、あれ旅行代理店で掛けてたんですか?そりゃ思ったでしょうね。4時から始まるとか一体何のことかって」

 普段女の人には相手にもされないぼくとしては受付のお姉さんが親身になって残席を探してくれたのが嬉しかった。そんなの商売だから当たり前だろうがぼくはそういう妄想をするのが好きなんだ。何せ現実の女の人はみんなぼくに辛く当たるからだ。こんなぼくが未だにキャッチセールスや宗教に嵌らないのは不思議である。それもこれもサンフレッチェがあるせいだろう。

 まさか12日で広島まで行くとは思わなかった。Hさんは飛行機で日帰りと言ってた。他にも関東から行く人はいるだろう。一体当日現地で何人知ってる顔がいるのか楽しみでもあった。

「そういえば広島駅からはどうやって移動します?」

「それは横川駅まで出てシャトルバスでいいでしょう」

 そうだなということになったが家に帰って確認したら当日はシャトルバス無料という告知が出ていた。そしてチケット一律千円。入れ替え戦という特別な意味もある。もしかしてこれって客一杯来るんじゃないだろうか。チケットの販売状況も何も情報が出ないので想像がつかない。どうか広島の人はできるだけ早くスタジアムに到着して入場の混乱を緩和して欲しいものである。

「そういえば朝食は抜きにしましたよ。千円もするから」

「いいですよ、コンビニにでも買出しに行きましょう。夜は街で食べてもいいですし一杯やるのもいいですね。いや、これもそれも残留を決めてくれればという条件ですがね」

 そうだ、残留を決めてくれれば。それが1泊2日ツアーの広島の思い出が良いものになるかどうかが決まるのだった。

2007年12月 2日 (日)

ガンバ大阪戦~ロスタイム、ドローに持ち込む気持ち

2007.12.1       サンフレッチェ広島vsサンバ大阪 広島ビッグアーチ

 そう頻繁に会えない友達の誘いを受けてフクダ電子アリーナへ行った。こういう時普段ほとんどの衣類をサンフレッチェグッズで固めてるぼくは困るのだった。仕方が無いので唯一サンフレッチェのロゴの入ってない赤いフリースを着ていくことにした。気に入ってない訳じゃないが赤はさすがに目立つのだ。だからよくこれを着てる時は目印になると言われることがある。そしてその赤い格好が目に付いたのだろうか、ぼくはスタジアムの前で女の人に声を掛けられた。まさかぼくじゃないだろうとボ~としてたらやっぱりぼくに向かって手を振る。エッ、誰だっけ?サンフレッチェの応援仲間だっけ?それとも近所のサッカースクールに通ってる人かなと必死に記憶の糸を辿りながらも顔では「ああ、久しぶり」という表情を向けた。そして話している内にそういえば千葉で小学校の教師をしている女性で2、3度友達を介して会ったのを思い出した。よく分かったなと思ったがやはり赤いフリースの効果があったのだろう。

 そういう奇遇なことがあったせいでこの時ぼくはとても何かが起こる気分がしてた。先にスタンドで待っていた友達にも合流しどちらを応援することもなく千葉vs名古屋の試合を観るのだった。そしてさらに奇遇なことに待ち合わせをしてたその友達も小学校の先生だったのだ。そして彼は埼玉県民だけに浦和の結果が気になるようである。携帯で速報を逐一チェックしてた。そのせいでサンフレッチェの結果までもが分かってしまうのだった。

 先制の報告を受けた時には戦う気持ちを感じた。誰もがガンバの圧勝を考えていただろう。この試合で勝ってもサンフレッチェの入れ替え戦は変わりない。それでも意地を見せたかったのは選手も一緒みたいだった。そして普段と違うメンバーでやってることでこの結果が生まれたとしたらやはり監督の人選ミスの部分もあったのだろう。しかしその後同点、逆転をされた時やはりいつものサンフレッチェだなとガックリと来るのだった。メンバーが変わろうと関係ない、勝てないものは勝てない。やっぱり負けてしまったと高まった感情は急激に冷え切ったのだった。

 目の前では熱戦が繰り広げられてる。激しいボールの行き交いがある。サッカー専用スタジアムだから観やすいというのもあるだろうがとても気持ちの入った試合だ。そうだよな、こういう試合をやって欲しいんだよなと思った。千葉は負けて最終戦を黒星で終わったのだがチャンスはあった。決め切れなかったという感覚が大きい。千葉サポーターはブーイングをしてたがぼくはこれくらいやれば充分だという気がした。何せぼくはサンフレッチェに結果はともかく試合内容も酷いことが多い。いや、本来は勝ち負けでサポーターの感情なんて変わるのだろうがそこまで至らないとこにサンフレッチェのレベルの低さを感じた。

 試合が終わり電車で最寄り駅まで帰ったがその時入れ替え戦に行く手段を考えた。そしてタイセイさんに電話してどうやって行く?と相談した。

「旅行会社がやってる新幹線とホテルのパックになったやつがいいんじゃないでしょうか。それはそうと試合結果知ってます?引き分けですよ。最後ロスタイムに槙野がヘディングできめたんですよ。今日はバックパスも少なくて気持ちが入ってましたよ」

 何と、この期に及んでぼくらの観たかった試合をやったようである。優勝争いをしてたガンバ相手に22の引き分け。悪くはないだろう。急に入れ替え戦にも希望が持てるようになってきた。そして今日感じた奇遇な感覚、あれがまた蘇ってきたのだった。そして来週は良い結果になると感じるのだった。そんなの何の根拠も無い。ただ、一人のサポーターとしてそういう感覚に身を任せたいことがあるのだった。

2007年12月 1日 (土)

ガンバ大阪戦~最終戦の意義

2007.12.1       サンフレッチェ広島vsサンバ大阪 広島ビッグアーチ

 ぼくはこの試合行こうと思ってた。だけど結局行くのなら入れ替え戦だなという結論に至り断念した。せめて川崎戦で引き分けていれば、千葉戦で勝っていれば、浦和戦やFC東京戦で大敗しなければこの試合への意味合いはずいぶんと違ったものになっただろう。それだけに悔やまれる記憶が蘇る。ああ、あの時こうすればと思うもののその全てがぼく自身にはどうしようもないことなのだった。

 すでに関東のサポーターの中には入れ替え戦に向けて準備をしてる人もいる。その試合の為に広島の日帰りを計画してるのだ。ご苦労なことだ。そしてそのご苦労なことをぼくも考えているのだった。これで残留できれば御の字だしもし降格してしまったらこの試合を観てなかったのは大きな後悔となるだろう。そう思うといてもたってもいられないといった心境だ。

 もはや最終戦には控えのメンバーで臨むのは公言してる。ミシャ曰く背に腹は変えられないということだ。当然のことだろう。Jリーグではベストメンバー問題を犬飼専務理事が問題提起をしたが各クラブには各クラブの事情がある。明らかにそっちより重要なものがあるのに標準を当てるのを間違えたらそれこそサポーターにとっては納得がいかない。優勝争いをやっててもそのメンバーか、降格争いをやっててもそのメンバーかと問われたってそんなの関係ない。それを含めて1年のリーグ戦じゃないのか。そうった色々な紆余曲折を進みながらたどる1年だから優勝も価値があるし予測がつかないのだろう。そして運、不運に左右されることでより1年の深みを増すんだろう。

 正直サンフレッチェにとってもガンバにとっても消化試合に限りなく近い。それでもサンフレッチェには勝って入れ替え戦への弾みとしたいという気持ちがある。メンバーは変わってもそれは変わりない。クラブそれぞれの事情によって対戦の意味合いは変わる。この試合はそんな試合だ。

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