FC東京戦~何だかんだでやっぱり勝って欲しい
人間とはちゃっかりしたもので虚無の感情に襲われつつもいざ希望が見えれば急に高みを目指すものだ。ぼくは入れ替え戦に敗れたことでもはや天皇杯などどうでも良くなってた。それが5回戦でジュビロ磐田に勝ったことにより決勝までの道筋を考えてしまった。もう元旦は国立のピッチに立ってなきゃいけないという気でいる。来期についてももう当分J1には上がれないなどと考えたこともあったがいざリーグ戦が始まれば全勝しろと意気込むんだろうな。
サンフレッチェを応援しててどうしても引っかかるものがある。それはJリーグ発足時の参加クラブとしてオリジナル10であるサンフレッチェはその10クラブの中で唯一タイトルがないのだ。J2に落ちてしまうようなクラブが贅沢な望みかもしれないがやはり物足りないという感覚は残る。タイトルが欲しい、絶対欲しい。天皇杯を制することはJ2落ちへのせめてもの慰めになる。そして来期戦うことになるJ2のクラブに危機感を与えることができる。やはり広島は強いと。2003年の第3クールのように大したことないと思われると本当に勝てなくなる。サッカーにおけるメンタルな要素は本当に大きいようだ。
確かに天皇杯の優勝は縁起が良くない。獲ったシーズンは不信に喘ぐという曰くが付く。だがそれも浦和レッズが天皇杯を獲得しつつもリーグ優勝したことでジンクスとしては途切れただろう。天皇杯を獲ると不振に陥るというのは恐らくそこで今度のリーグ戦はいけるという過信が生まれてくるからではなかろうか。もうこのシーズンになると大体人事も決まってて来シーズンの契約がない選手が出てたりする面でモチベーションを保つのが難しいチームもある。そういった中で戦うのでフロックというものが非常に効く大会だ。運が良ければ勝てるという要素があるのだと思う。
ただ、情けないことにぼくの家にはBSを見れるTVさえない。一体この試合をどうやって見ようか。そもそも決勝を目指すと言いながらももう年末実家へ帰る新幹線の切符を買ってしまってるのだった。優勝を目指すと言いながらやっぱり無理だろうと腹の底では思ってる。それってクラスで好きな子がいるけどフラれるだろうと思って2番目に好きな子に告白してやはりフラれてしまう、そんな感覚のような気がした。
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