甲府戦~哀しい時
2007/09/22 ヴァンフォーレ甲府vsサンフレッチェ広島 小瀬陸上競技場
酷い試合だった。パスはつながらない、シュートは打てない、ミスは多い。一体これでどうやって勝てというのか。とてもプロとは思えない弱さである。一番哀しいのはパスをつなごうとしてボールがどんどん後ろに下がってるということである。おい、ゴールは逆だぞと叫んでしまった。この敗戦は監督だけの責任ではない。それでも監督も最悪だった。ここまでチグハグな戦いをしていてメンバー交代をしないってどういうことだ。策がないのだろうか。段々この監督へ疑問の目が向けられるようになったのも無理のない話しである。
この日ウェズレイは最悪だった。長くキックしたボールは見方に渡らないしシュートは外すしボールは収まらないし。そうした上手くいかない状況に本人もイラついてたみたいでプレーがどんどん投げやりになっていったように見えた。その癖FKは絶対にウェズレイが蹴る。蹴る前から100%入らないのが分かる。最後のFKなどこの辺に外すよと宣言したらまさにその通りになったのには失笑してしまった。
そして柏木である。一言で言えば煮え切らない。決定的チャンスでゴールを決められない、カウンターで完全フリーな状態なのにそのままドリブルで突き進まずパスを出してカットされてしまう、何でそんなプレーをしてしまうのだろう。柏木だけではないがどこか責任回避するように他の選手にボールを預けようとする傾向があった。自分が試合を決めてやるという意識はないんだろうか。何だか変に持ち上げられて自分がエリートだと勘違いしてるんじゃないだろうか。前はもっとガムシャラだったような気がする。この程度のパフォーマンスでU22代表に選ばれてるというのに歯痒さを感じてしまった。
試合後選手に容赦のないブーイングが起こった。わざわざ遠い甲府まで駆けつけた仲間は皆物凄い顔をしていた。本気で怒ってる。笑顔のかけらもない。ぼくらは応援した。力の限り声を出したつもりだ。人数が少ないから甲府の応援には負けてただろう。それでもぼくらはやれることはやったつもりである。その気持ちをこのチームが感じ取ってくれなかったというのが哀しかった。悔しさは対戦相手よりもむしろサンフレッチェに向いたのは皆の感情だろう。
ぼくは帰る間際できる限りの人に声を掛けた。初めて話す人もいたが皆お疲れ様と労をねぎらった。そして広島から来たという人は言った。それでも今度のホームでは勝たせますからと。ぼくはお願いしますと声を掛けるしかできなかった。
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