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ぼくのミュージック・ライフ

  • Songs Remains the Same
    Led Zeppelin: 聖なる館
    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

サンフレッチェの魂~リンク集

  • SANFRECCE Diary
    このブログを読んでる人ならすでに知ってるだろうから今更リンクを貼るのが恥ずかしい気もする。 何せこのサイト1997年から毎日更新してるというのが凄い。 過去の記事などはぼくも参考にさせてもらうことも多い。 継続は力なりというが実際には継続するのに力がいる。 そういう意味でも管理人のせと☆ひできさんは偉大である。
  • ススボウブログ
    自分サッカーやグルメについてのブログということです。 かなり熱心に応援してる方のようです。
  • ひろしま日記&サンフレッチェコーナー
    試合を時系列で紹介したりかなり凝った内容となってます。 現地の様子など行った人でしか分からないことがあり興味深いです。 試合に行った人も行けなかった人も楽しめるのではないでしょうか。
  • ゆみしん徒然の書
    ゆみしんさんのブログ。本当に色んなスタジアムに観戦に出かけて現地の様子をレポートしてます。観戦者視点でそれぞれのスタジアムの様子が分かり現地に行く時の参考になりそうです。
  • Scud Sanfrecce
    MICRAさんのサイト。ここの特集のコーナーは必見。サンフレッチェはなぜ人気がないかという考察については今までに見ない観点がある。是非一度読んでください。
  • ヒロシマ・コーリング
    今そこにある危機。サンフレッチェにはメディアが少ない。その為妙にぬるい記事が目立つ。そんな甘い現状にこのまま放置していいのかという危機感を感じた時発言していく。

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2007年7月31日 (火)

敵地浦和

2004.11.29 浦和レッドダイヤモンズvsサンフレッチェ広島 埼玉スタジアム2002

 浦和には勝ってない。2000年の第2ステージ、最終戦を駒場で戦い浦和をJ2に落としたものの試合自体は負けであった。それから考えても勝ってない。本当に勝てない。一体どうしてなんだろう。

 一つには浦和サポーターに圧倒されるというのがある。観客動員に喘ぐサンフレッチェはハッキリと大観衆に慣れてない。しかもただでさえ少ないサンフレッチェ・サポーターの存在は浦和の大観衆のせいでなおさら目立たなくなってしまう。サンフも徐々にアウェイで応援してる人も増えたがそれ以上のペースで浦和は増えてしまった。6万人収容のスタジアムは2004年などは満員だった。ただ、それでもアウェイ・ゴール裏だけ席が空いており、「ここだけビッグアーチになってるね」というやや自虐的な会話をサンフサポは繰り広げるのだった。

 ここまで客が入ったのも最終戦という要素が大きかった。実を言うと2002年の天皇杯の準決勝で京都とここで対戦してるのだがその時「もうここのスタジアムを使うことはないだろう」とまことしやかに囁かれたのだった。どこに行ってもサンフの試合には客が入らないというのをもはや基本的事項として捉えていたからである。ただし対戦相手によらず客を入れてしまう浦和はさすがとしか言いようがない。

 この試合では西河、吉弘という若い2人がDFに入っていた。2人共よくがんばっていた。よくやったと褒め称えた。ただ、今になってみればそれは経験のない中でよくがんばったという意味合いが含まれてたと思う。当然その中にはその内成長してくれるという期待があったが3年経った現在果たして成長したかというと疑問が残る。西河は徳島にレンタルで出され吉弘は出場機会に恵まれない。やはりがんばってるレベルだったのだろうか。 試合には1-0で負け隣接するメインスタンドからはゴミが我々の方に向かってきた。「ざまあ見ろ」という声が聞こえる。恐らく2000年の恨みを晴らした気分でいるんだろう。正直辛かった。負けたのだから何を言われても反論のしようもなかった。ただその当時には感情を共有できる仲間がいたのが救いだった。ぼくらはスタジアムを後にしようとした時浦和サポーターは一向に帰る気配がなかった。最終戦のイベントでもやるのだろう。

 ぼくは数人の仲間と将来のある若手を称え明日に向かっての建設的な意見を言い合いながら浦和美園までの長い道のりを歩いた。大して人が歩いてなかったことからやっぱり浦和が勝って良かったかもなんて話をしてたが腹の中は当然そんなことなかった。

 どこか傷を舐めあってるような会話が続く。当時はそれに加え小野監督の悪口大会があったがそれ以外は今も大して変わりはしない。一体いつになったらすがすがしい気分で帰ることができるんだろうか。浦和はいつも惨めになる。

2007年7月29日 (日)

3位決定戦でも負けた時の気持ち

2007/07/28 アジアカップ3位決定戦 日本vs韓国 バレンバン

 日本は弱くなった。またしても一人少ない相手に1点も取れずに最後はPK戦で負けてしまった。相手は監督以下3名のベンチスタッフが退席処分を受けたという圧倒的有利な条件だった。正直恥ずかしい。この大会に出た選手、もう当分見たくないという気分だった。そのあまりものゴールの予感のなさに途中からすっかり白けてしまった。だから正直なとこ負けてしまった後の感覚としてはそれ程悔しいという感情は出てこなかった。

 でもこの試合、この前のサウジ戦を見ていたら2003年のサンフレッチェを思い出した。J2で圧倒的な戦力を持っていながら点が取れない。クロスを入れても跳ね返される。セットプレーも恐くない。だから相手は簡単にボールを外に出す。ゴール前でモタモタとボールを廻して結局シュートが打てない。カウンターで脅威に晒される。ドリブルをする選手が皆無。引かれたら何もできない。結局アジアでの戦いはこうやって引かれた相手を崩せないとどうにもならない。そしてカウンターをされた時簡単に突破されるDFでは話にならない。そんなことずっとアジアで戦ってきた日本だから当然分かってることなのだろうが。

 中継で日本は相当研究されてると言ってたがそれだったら日本も研究してるんだろと突っ込みたくなった。いずれにしても今回のアジアカップは思い出すだけで胸糞悪くなる大会となってしまった。ドイツW杯にしても日韓W杯にしても負ける時日本はどうしてこんなに気分が悪い負け方をするのだろう。これが誰が監督をやろうと誰がピッチに立とうと同じような現象が起こる。果たしてそれはいつも見てるJリーグのレベルが低いせいだろうか。だけど韓国の選手なんて日本に来たってレギュラーになれる選手なんて限られてる。実際に中にはJリーグで戦力外になった選手もいた。どうも実力に見合った試合をできないでいるように見える。それともその程度の実力だったのか。その2つの見解でさまよっていたがさすがに今回ばかりは後者の見解に傾きつつあった。

 アジアのリーグの中でJリーグは最も成功したリーグだ。各クラブ独自性を持って切磋琢磨している。Jリーグで優勝するのは何大抵のことではない。それなのに国際試合になるとこの体たらく。一体何が悪いんだろう。

2007年7月26日 (木)

青いユニフォームへの疑念

2007/07/25 日本vsサスジアラビア ハノイ・My Dinh National Stadium  さすがに決勝トーナメントに入ると強豪国ばかりとなってきた。これでもヨーロッパや南米と比べると落ちるというのだろうが実際にアジアの地に来て同じようなスケジュールや環境で戦ってみるといかに困難なことか。オーストラリアがあれだけ苦戦したことからも分かる。特に中東は独特の雰囲気を持ってる。その独特の雰囲気にレフリーも同化してしまうことがある。その独特の雰囲気の最たるものがサウジアラビアだろう。  しかしそういうのを抜きにしてもサウジアラビアは強かった。多分技術的には日本の選手の方が上なんだろう。だけどそれはリフティングが千回できるといったレベルの話で試合で役に立つテクニックではない。というか勝つために試合で出せる技術ではない。日本はサウジに1対2でも負けて失点しゴール前はまずサイドにパスをしてそしてパスをしてシュートを打つフリをしてパスしてそしてシュートもできずにパスで終わるという展開だった。これってどこかで見たような気がする。そう、サンフレッチェそのものだった。  そのサンフレッチェからは駒野がフル出場してたものの結局シュートは最後の1本だけ。もっとサイドを切り裂いてクロスかシュートか分からずディフェンダーを混乱させるようなキックが欲しかった。そして寿人も交代で出たが全く存在感がなかった。これにはガッカリしたが半分こうなることは予想してたのだった。  そして日本は負けた。本当に日本は1人のドリブルを止められない。確かにサウジの選手は上手かったが世界的な選手にはなりそうもなかった。結局この程度の選手も止められないのかという落胆を感じた。W杯で勝てないでショックを受けたのだが日本はそれ以前にアジアレベルで個の勝負で勝てなかった。残念だがそれが事実だった。だとしたらJリーグで得点を重ねてる選手は日本でしか通用しない環境でゴールを挙げてるんだろうか。城、西沢、大黒、彼らは海外へ出ることによって輝きを失ってしまった。一体Jリーグのたち位置というのはどの辺にあるのだろうか。  でも正直なところぼくは最初に選手がピッチに現れてきた瞬間からマズイなという感覚があった。というのも青のパンツを履いていたからだ。あのパンツにはロクな思い出がない。ドイツW杯、U20のチェコ戦、惨敗や善戦をしながら負けてしまったという時にこのパンツを履いてるような気がする。縁起が悪いのでもうこのパンツを履くのは止めて欲しい。日本代表のユニフォームから抹殺して欲しいとさえ願う。  着てるもので変わるはずはないかもしれないが結局見てるこちら側は一瞬ウッと身を引いてしまうものが選手に影響しないこともないだろう。果たしてこんなこと考えるのはぼくだけだろうか。

2007年7月22日 (日)

強敵オーストラリアとの戦い

2007/07/21 アジアカップ予選リーグ グループB ベトナムvs日本 ハノイ・My Dinh National Stadium 

W杯の予選リーグ初戦でわずか6分の間に3失点もしてしまい実質それでグループリーグ敗退が決まった。それがオーストラリア、日本にとっては因縁の相手だ。W杯の借りを返す意味でも、オーストラリアがアジア枠に入って初めての対決という意味でも日本にとっては大きな一戦だ。自然と注目度は高まる。

 といったところがマスコミの演出だろう。ところが当のオシム監督は実に素気ない反応だった。1年も前のことを引きずってることの方がショックだと記者の質問を軽くあしらうようなことを言ってる。まあ選手にしたってほとんど替わってしまったし当事者としてはそんなものかもしれない。ただ、TVを見るしかないぼくらはやっぱり因縁を感じる。因縁、怨念、オーストラリアをぶっ飛ばすぞ。どうせだったらこのくらい煽って欲しいものだ。

 ただ今更気付いたんだが今回のメンバーもドイツW杯のメンバーが多く含まれてたのだ。それなのにまるでイメージが違う。ドイツ・メンバーはどこかエリートっぽさを持っていた。確かにジーコはメンバーを変えない、海外組偏重、経験も重視という傾向から代表に選ばれるのはとても狭き門のような感覚があった。オシムのように誰でも可能性があるというオープンさがなかったから選手のプレミア感は大きかった。ただそのプレミア感が選手に変に特別意識を生んでしまったらしくドイツW杯では訳の分からないまま敗退という失態につながったように見えた。確かに彼らはエリートだったがそれは国内だけの話でしかもW杯に出場したことで目的が果たされてしまったようなパフォーマンスを本番でしてしまった。だから今回のオーストラリア戦は違う選手が揃ってるような感覚に陥るのだった。

 正直この試合は面白かった。W杯の何10倍も面白かった。相変わらず後ろでパス回しをする時間が多いがそれはパスの出しどころがなくてやってるのではなくじっくり相手を牽制して隙を突いてるように見えた。1年前の同じ相手にこうも違った印象の戦いをすることができる。例えば駒野にしたってあの時はペナルティ・エリアに切り込んで倒されつつも不本意にPKを与えられなかったシーンがあったが今回も積極的な突破を試みていた。だからプレーの質なんて大して変わってないだろう。それなのにここまで印象が違って見えるのは選手のメンタリティ、そして観戦する側の精神状態が違うからであろう。延長戦を終えPK戦にいたるまでとても緊張しまるで自分が現地にいるかのように喉が渇き何回も給水してしまった。

 しかしオーストラリアも今回のアジアカップでアジアでの戦いがいかに難しいか思い知ったことであろう。高温多湿の気候、レフリーの質、スタジアムのピッチの状態、相手選手の危険なプレー、そういった悪条件に関しては日本の方が明らかに経験があった。予選リーグ日本が1位抜けしたのに対してオーストラリアがギリギリ2位で通過できたことは決して偶然ではなかろう。ただお互いアジアの中では抜けた存在の両チームなだけにジャッジもそんなに変なものにならなかった。そこが試合としてまた面白さを上げてるのだった。

 日本も一人少ない相手にギリギリで勝てたがかつてアジアカップでここまで総力戦となったことがあっただろうか。確かに3年前の中国での大会もギリギリで優勝したがあの時とはまるで違う切迫感があった。改めてオーストラリアがアジア枠に入ったことは脅威と感じたと同時にこのレベルのチームとこれからW杯予選を掛けて真剣勝負をするというのは日本のレベルアップには決してマイナスではないだろう。今まで弱小と目にも入れなかった国も強くなってきてるしアジアのレベルも急速に高くなってる。厳しいが面白い。そしてこの厳しい戦いでJリーグ所属の選手が立派に活躍している。先のU20W杯でもそうだったがやはりJリーグで主力として活躍してる選手というのは世界に出ても通用するみたいだ。今日本の選手がやたらとヨーロッパに行きたがるが今後はアジアの選手がJリーグに入りたがるような環境にならないだろうか。タイやベトナムやインドネシアの選手がJリーグに入ってその国のマスコミが揃って取材に来るという日本人がイタリアなどでやったことが起きないだろうか。そんなアジアの選手なんか観たくないよという感じかもしれないがヨーロッパの人は日本人選手についてそんな感覚で観てるかもしくは全く意識にないのだろう。やっぱり日本がW杯で勝つには時期尚早だったのだろうがジリジリと良くなってる。オシムの代表にそんな感覚を抱いてしまうのだった。

2007年7月18日 (水)

ベトナムの熱意

2007/07/16 アジアカップ予選リーグ グループB ベトナムvs日本 ハノイ・My Dinh National Stadium 

 客がたくさん入ってた。地元のベトナムを応援するためだがやっぱり客が入ってる方が盛り上がる。前回の中国大会は反日感情丸出しだったがあれだけ毎試合観客が入ってると面白い。それに比べると2戦目まではちょっと寂しい気がしていたのが正直なとこだった。

 実はこの試合、前半は近所のサンフサポと飲み会をやっており見てない。でもあまりにも実力差のある戦いに安心して観てられた。相変わらず解説の松木安太郎は大騒ぎしていたがTVなんだからこれくらい盛り上げてくれた方がぼくはいいような気がする。ただ飲み会の席で出た話だがこれでよく監督やってたよなというのには頷かざるを得なかったが。

 ベトナムは試合に負けたものの他会場の結果により決勝トーナメント進出が決まった。その瞬間スタジアムの盛り上がりが変わった。みんな本当にベトナム代表を応援している。これはW杯ではない。W杯予選でもない。でもアジアカップという列記とした世界大会だ。彼らは純粋にアジアカップの予選リーグ突破を喜んでる。それがどこか羨ましくさえ感じた。

 日本の中には通ぶってヨーロッパや南米と格が落ちるとかこれはW杯じゃないと最初から興味を示さない人がいる。そういう人は不思議だ。一体何を基準にサッカーを観てるのか。ブランド力?まあそんな理由しか見当たらないのだが。

 イングランドの格言で「女房は替えられても好きなサッカー・クラブは替えられない」というのがある。だとしたら明石屋さんまのようにある年はリバプールのユニフォームを着てリバプール命のように振舞い翌年になるとバルセロナのユニフォームを着るというのは自らが崇拝するヨーロッパ・サッカーの根っこの部分で間違ってないだろうか。ああやって1年毎に好きなサッカー・クラブを替えられるのは本当にサッカーが好きなんだろうか。

 ベトナムは代表のサッカーで盛り上がってる。それは日本のそれより盛り上がってる。日本の盛り上がりはどこか虚飾めいてる。そう思うことがあるのはぼくだけだろうか。

2007年7月16日 (月)

ナビスコカップ・アントラーズ戦~遅すぎた光

2007/07/15 ナビスコカップ 鹿島アントラーズvsサンフレッチェ広島 カシマスタジアム

 鹿島に着いて確かに雨は降ってなかった。もう天気の心配をしなくて良さそうだったがスタジアムに入ったところで不穏な空気が流れる。試合前の腹ごしらえをスタンドの裏の廊下でしてたら突風が吹いてきた。何だ、この風は。外を見たら雨が降っている。その雨が風で舞う。そう、ぼくらはまさに嵐の只中にいたのである。台風は過ぎ去ってなかった。そのせいかみんなウォーミング・アップの時は応援の声が出ていた。ヤケクソだったのかもしれないが迫力があった。

 スタンドに出るとそこはもう厳しい環境だった。雨粒が目に溜まり視界を遮る。もう何が行われているのか分からない。いや、少なくともサンフが攻め込まれているというのだけは分かった。ボールをちっとも前に運べない、ワンタッチパスを狙って全てカットされる、簡単にペナルティ・エリアに入り込まれてる、サイドにボールが来ても誰もゴール前に走り込まない、もう目茶苦茶だ。というより滅茶苦茶な天候だからシュートを打てば何が起こるかわからないのにシュートすら打てない。点を入れる気があるのか、ボールを奪う気があるのか、勝ち上がろうという気があるのか。駄目だ、駄目駄目。全てにおいて可能性がない。桒田に高柳は何をやってるんだ?ハンジェはサイドを崩されまくってるじゃないか。シュートを打たれる、失点する、情けない、いつもの展開だ。いとも簡単に3点も失ってしまった。普通にJ1のチームの中でこうも易々と3失点もしてしまうようなチームがあるだろうか。まるで失点は自分のせいじゃないとでも言いたそうなくらいDFが脆い。

 後半に入って雨が上がるも依然として風は吹く。雨が降ってないだけマシな状況だ。3失点してからはもはやぼくも気力を失ってしまったが交代で入った柏木、平繁、槙野はゲームを変えた。それは本当にファンタスティックな動き、U20W杯でカナダから帰った3人は自信を深めたんだろうか、両チーム合わせても光ってた。こんなことならもっと早く出して欲しかった。ボールを奪い前を目指すというサッカーの基本とも言えることをこの若い3人がやってのけた。ウェズレイのゴールは平繁のトリッキーなアシストだ。そしてここから追い上げができそうだった。実際押していた。

 しかし、タイムアップの笛が鳴った。あと5分欲しかった。時間切れだった。絶対勝てた。鹿島は露骨に時間稼ぎをしてた。でもその時間稼ぎにイライラを感じることはなかった。どうせプレーが再開するとまた攻めることができるというオーラがあった。そして試合は負けたがそれと同じくらいにこの素晴らしいサンフレッチェのサッカーが終わったことが残念だった。もっと観たかった。もっと早い時間に3人が出てれば結果は違った。そんな思いが試合後に挨拶に来た選手には拍手という反応でサポーターは迎えたのだった。あくまでも負けた試合、そして後半20分くらいまでのふがいない試合であったのでコールをすべきかどうか迷うとこであった。それでも引き上げる選手の背中に槙野の名前を叫ぶ人が何人かいたという光景だった。

 「悔しいね、平繁なんてカナダで大して試合出てなかったんだから始めから出して欲しかったね」

 悔しい。本当にそう表現することしかできなかった。ぼくらはスタジアムを後にしようとした時鹿島のヒーローインタビューが聞こえた。

 「今日のように良い試合をやって次の試合も勝ち進みたいです」

 良い試合をやった。相手にそんなセリフを言わしてしまった。それが一層悔しさを増した。せめてもうちょっと早く攻め込んで肝を冷やしてやりたかった。まあそれはそれで悔しいのだろうが。

ナビスコカップ・アントラーズ戦~台風の日

2007/07/15 ナビスコカップ 鹿島アントラーズvsサンフレッチェ広島 カシマスタジアム

 まさかこんな日に台風がやって来るとは。九州から日本列島に沿って移動する台風は確実に関東に向かっていた。この天候の影響で前日はJ2の試合が2試合延期とされた。果たして試合は開催されるのか。不安は募るもののどんな天候になろうとも鹿島には行くつもりでいた。だから後は試合が開催されるかどうかだけだった。

 ぼくは念のために一緒に車で行くことになってるHさんに連絡をする。勿論Hさんも行く気満々だったが屋根のある席は閉鎖という話だ。一体何のために屋根が付いてるのやら。どうして日本のスタジアムはこうも屋根が飾りとしてしか機能してないのだろうか。埼玉スタジアム、ビッグアーチ、国立競技場、それらは観客を雨から守るというよりスタジアムの外観を良くすることのみの為に存在する。一体誰の為のスタジアムなんだろう。哀しいのはそうやって自己満足としか言えない構造のスタジアムを造った人間がその後実際に観戦に行ってるという気がしないということだ。本当にごく一部の人間の自己満足、利権の貪り合い、権力の象徴でしか存在してないというのが日本のスタジアムの現状だ。規模ばっかり大きくてその中身は一つも世界に誇れる内容となってない。

 まあそれはいいとして朝から気象情報ばかりチェックしている。中止なら午前中には発表があるらしい。そして3連休の中日ということで延期の場合は翌日の開催となるようだ。今では恒例となってる関東バスツアーも東京駅から出ることになってるから主催者は気が気でないことであろう。

 ただ、昼を過ぎてきてから雨は上がった。空にも明るさが出ている。決して雨雲が消えることはなかったがもう台風も過ぎ去ったのではという勝手な推測をしてしまった。といっても台風直撃という予報はそのまま。それならもうピークは過ぎたんだろうと考えることにし鹿島に行くことに何の不安もなかった。天気図の動きからするとぼくはそのまま台風の過ぎ去っていく方向に向かっていくことになるにも関わらず。

 ただもうこれで試合が中止になることはなさそうだった。朝起きてからというもの天気予報ばかり見ていた。そして試合中止の告知がないかHPのチェックを繰り返した。もう勝敗以前に試合があるかどうかの方が気掛かりだった。こんな状況になっても試合に行かないという選択肢だけは存在しなかった。ぼくくらいのサポーターになると試合が開催されるかどうかを思案するとこから楽しむようになれるのだ。まずは中止の報告がない時点で万歳なのである。

 実のところ午前中何度か雨は止んだ。その都度もうこれから晴れると意気込んだらまた雨が降る。それの繰り返し。もしかしたらまた雨が降るかもとも考えられたがHさんの車で行くことになってるぼくとしては正直雨が降ってもスタジアムで濡れるという以外には大して影響はないのだった。試合が観れること、それが一番重要なのだった。

2007年7月15日 (日)

アジアカップから思う

2007/07/13 AFC アジアカップ2007 グループB  日本 vs UAE  ハノイ・My Dinh National Stadium 

 アジアカップがあるのを忘れていた。それは1戦目のあまりものふがいない戦いぶりに失望し日本代表に何の希望も見出せなかったのである。だがこの試合は31で勝ったというのを予め知ってしまった。だから全てが後追いで映像を観ることになった。

 ピッチの上には駒野が立ってた。前回ロクなシュートが打てなかった山岸が外れて巻になってた。さすがに同じシュートが入らないのならデカくてガタイのいい巻の方がインパクトがある。ここで寿人が出てないことに疑問を感じないことに自分でもびっくりしてしまった。それもこのところあまり得点を決めてないことから期待感が薄くなってしまったようだ。

 それに引き換え駒野は凄かった。この選手一人いるだけでここまで変わるのかというくらいにチームは前の意識が高くなり安定したのだった。相手の攻撃も駒野のところで何度も摘まれた。そしてサイドからの切り替えしによるシュート、あの動きは敵を翻弄させた。点には結びつかなかったがこういう動きがチームを活性化させたと考えてしまう。

 日本は何ら危険を感じることもなくゲームを進め中村俊介のゴールライン際のクロスから高原が先制点を決める。実力差のある対戦であってもゴールとはこういうギリギリのプレーから生まれる。つくづく日韓W杯の時韓国の対戦相手がこういうギリギリのプレーを審判に認められずゴールが取り消されたという事実は実力以外の要素が入り込んだという邪推が拭いきれない。こういう国とやる時は本当に打ち負かしてやりたくなる。それなのに日本の選手にいつもそういう闘志を感じることができないのはどういうことなのだ。

 そう、闘志だ、闘志。結局この試合の後半も相手が1人退場したにも関わらず押し込まれる展開。こんなものを見るととても闘志があるとは感じられない。「絶対に負けられない戦い」とTVは煽るがそのセリフがピッチのパフォーマンスとリンクしておらず言葉だけが浮遊してるようになってる。それを含めてTV局にはサッカーに対する熱意が感じられず単に視聴率を稼ぐ道具としてしか扱ってないのが分かる。本当にこの国にはサッカーの好きな人がTV局にいないのだろうかと思うがそんなこと単にぼくがCS放送に加入すればいいだけの話なのだった。

 それにしてもこの大会寿人の出場はあるのだろうか。あれだけ決定力のない選手を並べられてその内手詰まりにさせられそうだ。高原しか得点の気配がないがそれでも寿人の出番がないのだろうか。最近サンフレッチェでもゴールがないがそれも本当に最近の話。実績では高原以外のFWの中では抜けている。それなのにいつもメンバーから漏れるというのはどういうことなんだろうか。これこそサッカーの持つ理不尽さなのだろうか。

2007年7月13日 (金)

可能性で終わったU20日本代表

2007/07/12 U20ワールドカップ決勝トーナメント 日本vsチェコ ロイヤル・アソレティックパーク

 期待する方が間違いだったんだろうか。変に自信を持ち過ぎてたのだろうか。日本は負けてしまった。先制しながらもPK戦で負けた。PK戦までもつれたことが敗因だろう。日本がこういう大きい大会でPK戦で勝ったのを見たことがない。GKの林は試合を含めて7本のPK全て止めることはできなかった。GKのレベルは低いと言わざるを得ない。A代表にしても川口の存在を脅かす選手が出てきてない。意外とこのGKによって試合に負けてることが多いような気がする。逆に2004年のアジアカップではGK川口によって優勝できた。GKの層が薄いなんてぼくに言われなくたって協会はとっくに気付いてるのだろうが。

 それにしてもこのU20日本代表はもっといけると期待したのだが。予選リーグで見せた勢いはどこへ行ったんだろう。余裕を持ちすぎたんだろうか。そんなこともなかろう。サンフにとって柏木が戻ってくるからいいか、とそこでアッサリと諦めがつく程ぼくは聞き訳が良くできてないのだった。サンフレッチェがナビスコで選手が手薄になろうとまずは目の前の試合には勝って欲しかった。勝てば単純な日本のマスコミはすぐに大騒ぎをする。そしてサンフレッチェの柏木と槙野とTVで紹介される。それこそが最大の宣伝である。

 でも結局はストライカーがいなかったのが根本的な問題だろう。結局森島なんてDFのミスで取った1点だけ。PKもあったがその得点の質からいうとストライカーの得点とは言えない。本当にストライカーがいない。ストライカーさえいればもっと勝てたはずだ。これも日本にとって永遠のテーマである。

 それでも槙野がこの試合でCKから得点を決めたというのはぼくにとって大いなる光だった。とにかくサンフレッチェのセットプレーというのはチャンスにつながらない。DFの槙野がセットプレーで計算できるととても楽になる。

 予選1位通過、決勝トーナメントに向けての主力の温存、移動がない、それらあらゆる日本の優位な条件というのはトーナメントを勝ち進むのに何の効果ももたらさなかった。負けてしまえば一緒なのだ。だったらまだ予選2位になってアルゼンチンと対戦した方が収穫はあったのではなかろうか。全ては後の祭り。まあ本当は16強に入っただけでも大したものだ。それでもこのチームにはそれ以上の可能性を感じたぼくはどうかしてたんだろうか。それともいつか爆発するんだろうか。とりあえず柏木はナビスコカップで爆発してもらいたいのだが。

2007年7月11日 (水)

変わらない印象

2007/07/9 アジアカップ予選リーグ 日本vsカタール ミーディン国立競技場

 何かジーコ・ジャパンとあんまり印象が変わらなかった。日本は個人での能力に劣る、決定力がない、横パス・バックパスが多いというのはまるで変わってなかった。正直要注意選手として紹介されたフセイン・ナセルもセバスチャン・キンタナも大したことなかった。でも日本の選手はそれ以上に大したことないように見えた。気温が高いとか芝が長いといった事情があるのかもしれないが本当にこんなものなのか。これが日本で一番サッカーが上手い人が集まって行ったゲームなのだろうか。U20日本代表がとてもいいサッカーをしてるだけにどんな説明をされても納得はできないだろう。

 期待に期待をされて選ばれたオシム監督だがこれで結局誰が監督やっても同じということを露呈してしまった。まだジーコの方が面白くないだのメンバーを固定し過ぎるといった批判があったものの結果を出していた。確かにドイツW杯は惨敗で終わったが日本の実力を考えればあんなもんだろ。ジーコは監督として立派に仕事をしたと認めざるを得ない。確かにぼくも散々けなしていたんだが。

 ジーコの時の不満は関東のチームしか選手を呼ばないということだった。オシムになってそれは解消された。だが代わりにピッチに立った山岸や羽生はシュートを外しまくる。途中まではいい、だけどシュートは枠からそれたりヘナヘナと力なくGKの正面に転がってる様はある意味日本人らしい。彼らは間違いなく日本代表だ。そして遠藤のように自分のチームでは憎たらしい程の活躍するがJリーグの範疇を超えると途端にグレードダウンしてしまうのも日本人らしい。オシムの代表を日本化するというのはこういうことだったのだろうか。だとしたら攻撃の遅さもゴール前でパスを廻してばかりいるのも納得がいく。皮肉にも日本代表で一番不満のあった部分こそ日本人の特徴とは、そんなの嘘だと言ってくれ。

 しかしこの試合駒野が試合直前に足首を痛めて出場を見送った。そして寿人はベンチから出てくることはなかった。二重の意味でガッカリだった。試合も11の引き分け。本当に日本ってこんなもんだったのだろうか。結果も内容も何も伴わない試合、日本代表の人気が下がるのも分かる気がする。夕方電車に乗ってたが車内でサッカーの会話が聞こえた。それだけこの試合は注目されてたのだろう。ある意味ドイツW杯以上にショックだった。

 深夜コパ・アメリカをやってたのでちょっと観たが守備を固められても後ろで23回ボールを廻したらすぐに攻めてる。一体いつまで後ろでボール廻しをしてるのか分からないのは日本だけだ。本当にこれだけは年代が変わっても選手が代わってもいつも見かけられる光景だ。イライラする。そして失望する。

 解説の松木安太郎もそれについて苦言を呈していた。正直松木は監督としては成功しなかったがそれもその感情論じみた解説を聞けば分かる気がする。でもぼくはこの人の解説は感情論なだけに結構TVを観ているぼくらの気持ちを代弁してるようでいて嫌いではない。そんなの当たり前だろというようなコメントもこちらが思ってることが同じだからこそ当たり前と感じるのだ。

 高原、中村俊介を入れてもこの結果。最終的には予選リーグを突破できればそれでいいんだができるのだろうか。まあある意味オシムも賞賛ばかりされて変に神聖化されてる面があるので多少は批判されるいい機会でもあるのだろう。

予選1位通過のU20代表

2007/07/08  FIFA U-20ワールドカップ カナダ2007 グループリーグF組 日本vsナイジェリア

 予選リーグ突破の決まった日本は大幅にメンバーを入れ替えた。それでもそれまでのパフォーマンスを変えずに良い流れで試合を進めていった。試合はスコアレスドローで終わったが正直ハンドを取られたシュートはゴールだった。10で勝ったと言っても過言ではない。まあ結果的に予選1位通過をしたのだから同じことである。日本代表の試合を観てここまで期待感に満ちて躍動した感覚を味わったことがこのところあっただろうか。このチームに光を感じた。

 といっても過度の期待を込めることはない。例えこの大会で優勝してもその後この中のメンバーの多くがヨーロッパのビッグクラブに移籍するとかW杯で優勝が狙えるようになるとかいった話ではないのは分かってる。それは過去最高メンバーと期待されたドイツW杯での惨敗でぼくらも学習させられた。世の中そんなに甘くはないということだ。急速に強くなった日本だったがそれは素人から玄人に推移する過程にいただけに過ぎない。水泳などでトレーニングでどんどんタイムが伸びる時期があるがそれを過ぎると0.1秒縮めるのにもとんでもない苦労をしなければいけないのと同じだ。今日本のサッカーはその0.1秒を縮めようとしているのだろう。

 それはそうとこの試合で登場した平繁だが大した活躍することなく交代してしまった。いや、必死に守備に攻撃にと奮闘してたのは分かる。でもシュートを打ったという感じがしないのが残念だ。もっと前でボールに絡みたかった。これから出場の機会があるだろうか。いや、ないだろう。せめてサンフレッチェで見せたファンタスティックな動きのほんの一部でもいいから見せて欲しかった。

2007年7月 8日 (日)

予測しなかった結果

2007/07/08 ナビスコカップ サンフレッチェ広島vs鹿島アントラーズ 広島ビッグアーチ

 さすがにキツイだろうと思った。レギュラー3人にサブのメンバー2人が各年代別代表でいない。特にFWはウェズレイ一人だけといった状況だ。初めての決勝トーナメントで楽しみにしてたがタイトルへの夢を抱くことはできない。サポーターなら最初から負けることを考えるなと言われそうだがほとんどのサポーターも同じ感覚ではなかっただろうか。ただ、膠着状態だったスタメンをいじれたことだけはポジティブな要素だ。ミシャはよっぽどのことがない限りメンバーを変えない。こういう時こそ普段試合に出れない選手にアピールしてもらいたいものだ。

 しかし、代わりに出るのは桒田、高柳、リとあまり代わり映えしないメンバー。どうせなら高萩のように一度は見てみたい選手が出てもらいたいのだが。本当に高萩なんてどうしてここまで頑なに試合に出れないのだろうか不思議でしょうがない。今はまだミシャに対して不満はないがこれから先勝てない状況が続くと当然非難されるだろう。サポーターのミシャへの信頼感ももうそろそろ限界の境界線を越え不信感の沼に入ってしまいそうな予兆はある。だからミシャにとってもこの試合は信頼を呼び戻すのにあまり無様な戦いはできないはずだ。

 ぼくらはサッカーの素人だ。話す口調はサッカーに対しては全知全能であるかのような会話をするがじゃあ全権を委ねられて現場で指揮を執ることができるかといったらそんなことできるはずがない。それでもそんな口先だけのぼくらを納得させるのが監督の務めというものだろう。ミシャはその監督としての信頼感が揺らぎ始めようかとしている。

 ところがである。何とこの試合で勝ってしまった。しかもこのところ不要論が展開されつつあった服部のゴールである。采配もメンバー交代を3人キッチリ行い田村、遊佐、高萩が出場した。こうやって新しい選手が試合に出て結果も出す、それは開幕前ぼくらが期待した状況だ。それがよりによってメンバーが手薄になって勝利も厳しいだろうと思った時に起こってしまうなんて。もしかして今までの固定スタメンというのは結果の出ないメンバーなのではないだろうか。いや、それは短絡的だが当たらずとも遠からずといったとこではなかろうか。ここまで頑なに同じメンバーで戦えば相手だって研究し易いだろう。このところの閉塞状況というのはそこに原因があるようにも思える。

 次はアウェイの鹿島スタジアム。引き分けでもいいという状況で有利な条件ではある。それなのに却って落ち着かない。次負けなければ準決勝進出という過去にない実績を残すことができる。しかもそんな重要な試合が関東である。興奮よりも不安が大きい。そうなってしまうのもサンフレッチェが勝ち慣れてないということの証明だろう。いや、他のみんなは次は当然引き分け以上で終わると意気込むのだろうか。単にぼくの精神が弱いんだろうか。それとも悲観主義なのだろうか。

 どちらにしても関東での試合。ただ惜しいことに鹿島は遠いだけにサポーターが集まり難い。そしてまたリーグ戦の時のような乗り切れない雰囲気になったらどうしようと不安になる。ああ、こんなことばかり考えてやっぱりぼくは悲観主義者なんだろう。

2007年7月 7日 (土)

希望を胸に

200774日 FIFA U-20ワールドカップ カナダ2007 グループF  U-20日本代表vs U-20コスタリカ代表 @ビクトリア・Royal Athletic Park

 やはり客がよく入ってる。どちらの応援をしてるという訳でもなさそうだが観客が楽しんでる様子だった。日本の得点シーンにも現地の人間らしき人達が盛り上がってた。滅多にないサッカーの世界大会を楽しもうとしてるのだろうか。だとしたら日韓W杯時の日本とよく似ている。日本の旗を掲げたり入場する選手にタッチを求める観客は日本の選手なんて一人も知らないに違いない。U20とはいえ世界大会だからこれくらい盛り上がってくれるのはモニター越しに観ているこちらも楽しくなってくる。改めて日韓W杯の時自国の試合以外は空席が目立った韓国での開催は失敗だったという気がする。

 それはそうとこの試合、日本は苦戦をしたような実況だった。確かにコスタリカの守備は堅かった。そして鋭いドリブルを持ったFWもいた。それでもぼくは安心して観れた。どこか妙に自信を持ってるように感じるのだった。日本代表の試合でこんな感覚を持つのは初めてではなかろうか。

 もしかしてこの上の世代のU22のチームよりも強いんじゃないか。そんな感覚さえある。それは2000年頃U22代表は強いけどA代表は弱かったという構造に似ている。その結果2002W杯ではほとんどがU22の選手に入れ替わるという事態が起きた。もしかしたらこのメンバーの多くが2008年のオリンピック代表に選ばれるのではないだろうか。まあその前に今のU22が本当にオリンピック予選に勝てるのか怪しいというのがあるが。

 ただここまで期待を持たせるパフォーマンスをしていてもすぐに日本が世界に追いついたとかこのメンバーから海外移籍をする選手が出るとかいう浮ついた気持ちもないのも事実。その辺はドイツW杯で現実を見せられたというのが大きい。こうやってその国のサッカーは競技者やそれに携わる人だけじゃなく観戦する人も向上するのだろう。でもせっかくだから1試合でも多く試合を観たい。だから勝ち続けて欲しい。といってもうちは衛星放送に加入してないので地上波の録画放送しか観れないのだが。

2007年7月 4日 (水)

破天荒なチーム

2007年7月1日(日) FIFA U-20ワールドカップ カナダ2007 グループF  U-20日本代表vs U-20スコットランド代表 @ビクトリア・Royal Athletic Park  試合を観てて単純な感想。何か、楽しそうだな。一人一人が連動し個人技でも負けてない。創造性溢れるプレー。日本が勝つのはもう決まったことといったように見えた。そして最初のゴールは日本の森島だった。ゴール後は数人の選手が集まり踊ってる。そしてゴールパフォーマンスの締めくくりとしてスタンドに弓矢を射った。おお、これはウェズレイがサンフレッチェでやってるゴールパフォーマンスではないか。これをやろうと提案したのは槙野だろうな。  槙野は柏木と共にサンフレッチェでも勝ち試合の後覆面を被ったり何かと盛り上げるのが好きだ。そしてその雰囲気はこのU20日本代表チームでも見事に出ている。だから今までの日本代表とはどこか雰囲気が違う。底抜けに明るいのだ。今までの日本代表にはどこか修行、苦行の雰囲気がありお堅い感じがあった。絶対に負けられない戦いだとか国を背負うとか真剣さばかりを押し出してきた。そしてそういう雰囲気の重さに押しつぶされるように実力を発揮できずに終わった世界大会が何と多いことか。いや、単に弱かっただけの話かもしれないが。  そしてスタンドの観客も反応が良かったような気がする。U20の試合なんてスタンドに客がいないという印象しかないのにこのスタジアムではほぼ満員だった。スタジアムの規模が小さいというのもあるのだがそれぞれのプレーにも反応してるようなそして各自勝手気ままに通路を歩いたり応援したりしているようだった。そして明るい日差しがまた今までのU20の大会と違ったように見えるのだった。  残念ながら柏木はこの試合でゴールがなかったがそのプレーは注目されただろう。フランス・グルノーブルではほとんど試合に出場することのなかった梅崎などは輝いてた。本当にグルノーブルで使えない選手だったんだろうか。恐らくこのスタンドに混じってるスカウト達の目には止まったはずだ。それは柏木もそうだろう。ある意味このU20ワールドカップというのはスカウト達の格好の品定めの場でもある。槙野もそうだがサンフレッチェユースで育った選手が世界でどういう評価をされるか楽しみな大会でもある。でもそうなると海外のクラブに引き抜かれるということではないか。ちょっと複雑な気分だ。

2007年7月 1日 (日)

泥沼へ沈む

2007/06/30 アルビレックス新潟vsサンフレッチェ広島 東北電力ビッグスワンスタジアム

 「サンフレッチェ負けたね」

 その言葉を聞くまでぼくは結果を知らなかった。悲しかった。本当に悲しかった。負けが続いたのはたまたま調子が悪かっただけと思っていたのだがそんなことはなかった。これは本物だ。本物の弱さだ。結局監督が変わればチームは変わると信じてたのは単なるぼくの妄想だった。誰がやっても弱いチーム、それがサンフレッチェだった。やっぱり今シーズンも残留争いに巻き込まれるのだろうか。

 確かに前兆はあった。柏木がいないということ。そして交代要員としての平繁と槙野がいないこと。だけどそんなのはずっと前から分かってたことなのに当たり前のように負けてしまった。どうしてここまで弱いんだろう。もしかしてぼくのような素人とやっても負けるのじゃないか。今なら本気でそんな気がしてしまうのだった。

 やっぱりサンフレッチェを応援してる限り高みを望むことはできないのだろうか。ナビスコカップも予選リーグを突破したのでどうせだからタイトルを取ろうと考えたがそんなのはもはや力を注ぐような余裕はなくなった。そもそもこんな状態で勝てる訳がない。希望は潰えてしまった。

 ぼくはバスツアーで帰路についてるであろうMさんに電話しようかと思った。が、電話を持った瞬間やはり止めてしまった。話を聞くと余計悲しくなりそうだった。そしてどんどんその悲しみが怒りへと変質し電話で終わらない議論を重ねることになりそうだった。結果通話時間が長くなり電話会社を喜ばしそうだった。

 しかし、やっぱり気になって電話を掛けてしまった。何度かのコールはしたものの出なかった。他の人に掛けてみようか。やっぱり止めとこう。ただ後でメールが来た。ぼくが電話をした時は疲れて寝てたようである。そして4-1で負けててもおかしくない試合だったとか。審判が新潟寄り、帰ってさっさと寝たいと打ってあった。運も実力も見放されてしまったようだ。

 昨シーズンも中断期間で立て直して残留を目指そうという感じだったが今シーズンも同じことになろうとは。今年のサンフレッチェは強いというのは夢だった。本当に夢だった。この泥沼から抜け出すにはどうしたらいいんだろう。

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