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2007年6月19日 (火)

広島の広島化

2003.3.15       サンフレッチェ広島vs川崎フロンターレ 広島ビッグアーチ

 J2に落ちてからの最初のリーグ戦、客足が延びないという予想の下試合会場は広島スタジアムを中心に使うことになってたが開幕戦ということで広島ビッグアーチでの試合となった。そして意外なことにこの試合で12,426人も客が来た。とりあえずはホッとした。一番客が来るだろう開幕戦から客が来ないという事態だけは避けられた。しかしそこはJ2の舞台だということでいままでの開幕戦とはやはり気分が違った。

 この当時の川崎フロンターレはまだ特徴のないチームだった。1J1に昇格するも1年で降格。それも外国人選手をとっかえひっかえするというビジョンのなさ。といってJ2の中では資金力があるからそれなりの選手を揃えまあ昇格争いはするだろうが昇格はできないという何ともファンになろうにもなれないようなチームであった。この永遠にJ2にいそうだが上位に絡むチームとの対戦は当然勝つものと考えてた。

 しかし、22の引き分け。終了間際アウグストに決められてしまった。アウグストは昨シーズンまでJ1鹿島にいた選手。年齢によるパフォーマンス低下により戦力外となった形で川崎に移籍した選手だ。この選手がこの後J2を戦うにおいて脅威となるのだった。それはやはりサンフレッチェはJ2のチーム力なのかと思わされた。だけどプライドはJ1だった。思えばその葛藤に苦しむ1年だった。

 この当時のJ2の目玉はサンフレッチェだったこともありサッカー番組ではJ2情報としてサンフレッチェの名前を出すことが多かった。そしてこの開幕戦も「サンフレッチェ勝てませんでしたねえ」「簡単にはいかないんですよ」というコメントで締めくくられてた。ただその後の試合では10連勝。やはりチーム力として他のJ2のチームと差があったのは歴然としていた。

 ところが1年でJ1復帰を果たすものの予想もしなかったことにこの1年で1度も川崎に勝てなかったのである。そして石崎信弘監督に率いられたこのシーズンを境として川崎はそのチームスタイルを超攻撃的というものに見事に変貌していったのだった。とりわけジュニーニョは大当たりでそれ以後チームの顔となっている。そして外国人選手の外れというものを引かなくなってきた。箕輪、我那覇、中村憲剛といった選手はその後日本代表まで上り詰めたことからも選手が成長しているのが伺えた。若手選手が次々に戦力外になるサンフレッチェとは対照的だった。やはり監督の差だったんだろうか。

 川崎はJ1に上がり石崎監督から関塚隆監督へチームを上手く継承されたという印象がある。一方サンフレッチェは小野監督のチームをペトロビッチ監督は継承せず新しくした。それが良い効果を生んでいるが勝てるという自信がない。それだけ川崎が強くなってしまったからだ。同じJ2で戦いこちらの方が早くJ1に上がったというのにこの違いは何だろう。やはり継続性の違いだろうか。だとしたらサンフレッチェは目先の勝ち負けよりミシャのサッカーをより血肉化しサンフレッチェのサッカーをすることを目指すべきなのだろうか。いや、恐らくそうなのだろう。日本代表でオシム監督が「日本の日本化」と言ってるが広島の広島化が必要なはずだ。だけど勝たないと客は来てくれない。難しい土地柄だ。

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     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
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     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
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ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

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