ワールドクラスの選手が欲しい
2006/11/29 ドーハアジア大会2006 2次予選 U23日本 vs U23パキスタン カタール競技場
本田のFKがアッサリと決まり楽勝かなと思っていたらその後はどこか攻めあぐねてしまった。もっと圧倒的な展開を予想してたが期待外れな展開であった。ただ日本が国際試合をやる場合いつも同じような期待外れが訪れる。これも多分秀でた個の選手がいないからだろう。
2、3人いてもドリブル突破できるとか圧倒的なスピードを持ったウィングだとか相手のマークをものともしない強靭なフィジカルを持った選手とか。そう、代表選手の中でも頭一つ抜けた存在だ。かつての中田英寿のような存在である。
連携不足。日本の試合では本当によく聞くセリフだ。だけどサッカーの先進国ではこの連携不足という言葉を使わないらしい。それだけ日本が個に頼らず組織に頼ったサッカーをしてるというのが分かる。特にFW不足は日本の伝統とでもいうようにこの試合でも感じられた。
得点力のあるFWがいたらどんなに楽だろう。日本はゴール前までボールを運ぶことはできるが恐さはない。まあこれは日本だけじゃなくアジアの国はほとんどそういう傾向がある。それだけに前田俊介の存在は貴重ともいえるがその前田も見せ場らしい見せ場がなかった。残念だ。
残念といえば青山敏弘の退場である。激しいボールへのタックルであったがファールを取られてしまった。一体これのどこがファールなんだというのは退場する青山の表情からも伺えた。倒れたパキスタンの選手も相当痛がってたが多分痛くなかっただろう。実際タンカで運ばれた後はケロッとした顔をしていた。やはりアジアのレフリーの基準というのは難しい。
そう考えると日本は色んなレフリーの基準に対応しなければいけないというのは苦労が多い。これが他の大陸と事情の違うとこだ。アジアの笛と国際試合の笛はあまりにも違いすぎる。アジアと世界、それは全く異質な世界。ヨーロッパの強豪国でもアジアで試合したら苦労するのではないだろうか。いや、でもワールドクラスの選手にそう下手な笛吹けないか。ということはやっぱり日本が苦労するのはワールドクラスの選手がいないからということじゃないか。
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