決意表明
2006.7.15 JOMOオールスターサッカー J-east vs J-west
ぼくはこのアールスターサッカーというものを一度も観に行ったことがない。かつてはオールスターとは別にJOMOカップなるものがあった。外国人選抜vs日本人選抜で国立競技場で開催されてたのでそちらは一度だけ行った。バッジョとレオナルドがゲストで呼ばれそれなりに楽しめた。が、それはJリーグに大物外国人選手がいなくなってることも意味した。そして選手の年棒が高騰した今やとてもじゃないが世界的な選手を獲得できるJクラブはなくなり結局大会として成り立たなくなってしまったのがJOMOカップがなくなった経緯だ。でも1年に2回もイベント試合は多過ぎたのかもしれない。
いずれにしてもこういう寄せ集めチームで興行的な試合をする場合個人の技術というのがより目立ってしまう。例えばストイコビッチなどは毎年目立っていた。連携や約束事が少ない分個人の能力による比重が大きくなる。ストイコビッチはやっぱり凄いんだと見とれたものだった。
しかし、サンフレッチェの選手がこの大会で活躍した記憶があまりにも少ない。かつて久保がいた時卓越した身体能力を見せて観客を沸かせたがそれだけである。2001年などGK下田が選出されるも交代出場したという実況もなかった。よく観ると点を入れられたのは下田じゃないかという感じでサンフレッチェの影の薄さにガッカリしたものである。ただ今回はW杯出場の駒野がいたので駒野の名前は連呼された。が、クロスの精度が酷すぎた。そして後半から入った寿人は何もやることなく早々とピッチを去っていった。改めてサンフレッチェの影の薄さを感じざるを得ない大会となった。
折りしもその後引退を表明した中田英寿の独占インタビューの番組があった。日本人選手には試合での決意がないと言ってた。決意、ああそうか決意なんだ。ぼくがいつもサンフレッチェの試合で感じてたヌルさ、W杯での日本代表がサンフレッチェと被って見えたヌルさも全ては決意がなかったことである。駒野も寿人も決意がなかった。お祭りイベントだからこれでいいというなら最初から出なければいい。それだってストイコビッチは魅せていたんだから。
中田は足が痛いとか言ってそれを強調するように練習中治療するんだったらやらなければいいとコメントした。その時点で身体が完全じゃないからしょうがないですと言い訳してるようなものだと。確かにそうである。ぼくも自分でプレーする時は痛いとこも調子の悪さも漏らさず全力でプレーしよう。といってぼくのようなレベルでそんなことすると却って身体を壊してしまう。やっぱり程度をわきまえて今日はカレーを3杯食ったので動けないですなどと公言しといた方が良さそうだ。
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