雨上がりの夕方
2006.7.19 J1第13節 名古屋グランパスエイトvsサンフレッチェ広島 瑞穂陸上競技場
激しい雨が降っている。今日はW杯中断明けの初戦。よりによってこんな日に降らなくてもいいのにと思いつつもJリーグの試合日は雨が多いような気がする。だからこそスタジアムには屋根を付けて欲しいがそうすると金も掛かるし芝にとっても良い影響はない。ただヨーロッパのスタジアムなんて屋根が付いてること多いが芝の管理はどうやってるんだろう。それはいつも不思議に思うのだった。
思えばぼくが雨が降ってるのにスタジアムに観戦に行くようになったのはいつからだろう。2003年のJ2湘南戦ではなかろうか。春の肌寒さの中突風が吹き横殴りの雨が襲いかかってきた。それでもスケジュールの合う時行ってないと今度はいつ行けるか分からない。ほとんど脅迫観念でスタジアムに向かった。
平塚競技場はG裏を閉鎖しておりバックスタンドでの観戦となった。ほとんどの者がカッパを着て荷物は1階のロッカーに置いていた。そんなとこに置きっ放しにしても人が少ないこととそもそもこんな大雨が降ってる日にJ2の試合を観に来る人なんてロクな持ち物がないことから誰も盗難への心配はしてなかった。
あの時はもう寒さと視界の悪さに自分でも物好きを感じてしまったが応援してる人の中にはカッパなど着ない人もいた。そこまで気合が入ってるアピールなんだろうがぼくにはそこまでやる根性はなかった。
果たして今日はあの時のような天候なのだろうか。名古屋なので想像の範疇でしか考えられないがとりあえず関東では夕方になり雨は上がった。どこかからそういった情報を仕入れる手段も明日『エル・ゴラッソ』まで待たなければならない。ぼくはサンフレッチェの試合がある日はまるで誰かの手術の結果を仕事先で待ってるような心境だ。そしてその結果はいつも失敗に終わるのだが今日は成功したらしい。そう、サンフレッチェは勝ったのだ。ウェズレイ2点、寿人1点である。まあ失点も2点やったが勝ちゃあいいよ、勝ちゃあ。ぼくはこの結果をネットをクリックする時の緊張感、やっぱりこれって他にない気がする。きっとこんなぼくを他人が見たら眉をひそめるんだろう。
それにしても、ペトロビッチになって初戦を勝つことができた。これでこの監督だったらもう大丈夫という空気をぼくらが持つことができる。そして残留争いから抜けた訳でもないのにもう上を目指すことしか考えてない。まあJリーグの場合去年の大分の例もあるし何かのキッカケで連勝を重ねるということは多々ある。だからぼくはそういう良い流れのキッカケはペトロビッチだと思うのだ。
いずれにしても小野監督には幻滅ばかりさせられた。勝つイメージが湧かなかった。その差は大きい。ぼくらが観戦する上で最初から期待できるのとできないのでは大きく違う。やっぱり監督代わって良かった。
それにしても、今日は玉田に点取られてしまった。またかよと思ったが、こういうスピード系、しかもW杯で得点して注目されてる選手に弱いのだけは監督代わっても変らないようだった。
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