氣を使えない監督
2006.4.8 サンフレッチェ広島vs川崎フロンターレ 広島ビッグアーチ
7戦未勝利で小野監督の解任問題も浮上しかねないが、1年でJ1で復帰させ、昨季7位にチームを躍進させた同監督の手腕をクラブ内では高く評価する声もあり、クラブ幹部は監督交代の可能性を否定している。また、02年にガジエフ監督を解任し、木村監督を代行に据えたが、J2陥落。その教訓もあり、広島は短期的な起爆剤よりも長期的なチーム強化をコンセプトとしている。
それでも、広島が危機的状況なのは誰の目に見ても明らか。小野監督は「後半はいいサッカーができた」と話すが、イレブンからは「後半いいと言っても、向こうはリードしているから、引いてくるのは当たり前」と冷静に現状を受け止める声も挙がった。昨季のチーム初勝利は4月13日。広島サポーターは勝ち点3を待ち望んでいる。【奈島宏樹】
[2006年4月9日12時27分 日刊スポーツ 紙面から]
やはりなという気がする。選手もシラケてる面があるんだろう。ぼくは昨季の7位も1年のJ1復帰も全然評価してない。そりゃ昨季2位にまでなったこともあったが、それは評価できる。ただ、その調子のいいチームのメンバーを変にいじってちっとも勝てなくなってしまったとこにこの監督の無能さを感じた。そして1年でのJ1復帰といってもあのシーズンは戦力的にJ2でどれだけサンフが抜けてたことか。しかもそこでも勝ってるメンバーを替えて停滞してしまった。
思うに小野監督というのは”氣”が使えない人ではなかろうか。ここでこの選手を入れれば盛り上がるとかこのメンバーで行くと勢いが出るということができない。むしろ得点を取った新人選手を次の試合でベンチからも外してしまうということを平気でしてしまう。あの人の理論では勝つためのメンバーというのがあるのだろうが、まあ頭でっかちである。選手も人間である。いくら理論を秀でていようとも人間を動かすことができないのだ。盛り上がり、勢いが出るとそれだけでも勝てることがある。小野にはそういうことがない。むしろ観てるこちらがこの選手が観たいと思った選手をアッサリと外してしまう。その瞬間ガッカリするのだがその沈滞ムードというのは選手にもあるのではなかろうか。
これは実際にフクダ電子アリーナのメインスタンドで観た人が言ってたのだが広島ベンチは明らかに沈滞ムードだったらしい。小野もテンパッてるのが明白でそれが選手にも伝播してしまってるのだろう。敗戦後は目が泳いでたというからチームの指揮官としてはやはり小物である。嘘でもハッタリでもいいからそこは毅然としてて欲しい。
思えば2002年も木村監督がスーツを着るようになって勝てるようになった。やっぱり見た目は大事である。小野の理論にはそういうものはないのだろうが。
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