上を向いて歩きたい
2006.4.15 浦和レッズvs京都パープルサンガ 埼玉スタジアム
「今日は客入りが悪いな」
「京都だから少ないんじゃない?」
「それはあり得るな」
そんな会話をしながらスタンドでキックオフを待った。アウェイ席の京都サポーターは本当に少なく見えた。でもそれはサンフレッチェも同じで遠くから見たらこんな光景なんだなというのを思い知らされた。
一緒にいるのは小学校の先生だ。彼は埼玉に住んでいるので当然レッズを応援している。だが熱狂的という程でもない。だから割と中立的な視点で観戦している。
「この前さあ、チケット手に入ったから駒場の自由席行ったんだよ。そしたらあのサポーターの所でもううるさかったよ。ここだとそうでもないように思うけどあの中入ったら声なんて聞こえないよ。もうあそこはタダでも行きたくないよ」
その浦和サポーターの声は京都の存在をかき消すようなボリュームがある。もはやあの大音量の前では京都の応援は全く聞こえなかった。そして試合も浦和にやられまくってしまった。
守備一辺倒で攻撃の目がない京都。右サイドバックの選手の金髪が目に付いた。あんなチャラチャラした髪型しやがって、誰だよと思ったら2003年サンフレッチェに入団した大久保祐樹だった。おお、ちゃんと試合出てるじゃないか。でもプレーでは大したインパクトがないな。期待しつつもレギュラーに定着しなかったのはやっぱりこんなものだったのかと残念な気分になった。そしてもう一人、J2の時の功労者リカルドにいたってはベンチじゃないか。いい選手だと思ったのだが。
3-0。京都はロクにシュートも打てなかった。こんな試合をするのはサンフレッチェだけじゃないんだ。ちょっとだけ自信になった試合であった。
そういや学生の時先生に言われたっけ。下見て過ごすな、上見て過ごせ。でもサンフの場合上見て過ごすととても絶望的になることの方が多いんだよな。
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