大宮戦~光の見えない前半
2009/11/08 大宮アルディージャvsサンフレッチェ広島 ナック5スタジアム大宮
再び席に戻った時にはもうギッシリだった。2階の席はちゃんとドクトルが確保しててくれたので助かった。ちょっとした用事があり席を離れる必要が生じたのだが戻った時に席が残ってるか不安なくらい遠方からのアウェイ席の様子は密度が濃かった。そして何よりもその面積の狭さは際立っていた。ホーム側の席なんて満席になってないんだからもうちょっとアウェイエリアを広げても良さそうなものだった。他の場所はゆったり、アウェイエリアは密集、前売り券の販売状況によって大体予想できたろうにこの辺をもうちょっと柔軟に対応できないものだろうか。
とはいえ大宮はアウェイのサポーターに対してのサービスも対応はしてくれている。アップ時の選手入場でのハイタッチキッズの企画を広島県人会主導で開催してくれた。ただし、参加した人に聞いたのだがそれ程参加者がいなかったようである。その中の一人に聞いたが元々こんな企画があること自体知らなかったという。ということで単なる告知不足、または告知の難しさでもあるのだった。
ぼくは席に戻る前売店でカレーを買った。そのカレーも他のスタジアムではないクオリティのもので悪くはないが実はホーム側ではもっと多彩なグルメがあるのを知っている。何でも過去にアウェイサポーターによって問題が起こったらしい。こうやってどんどんスタジアムで規制が起こって過ごし難くなっていく。規制を掛けるならその問題を起こしたチームだけにしてもらいたいものだ。
ぼくが席に戻った時にはもう選手入場の前だった。食事を取るも皆タオルマフラーを掲げてる。急いでカレーをかっ食らう。味わうもクソもあったもんじゃない。結局何を食べようと一緒ということだった。そしてあれだけ不甲斐無い結果により失望させられ期待もしてなかったのに結局目の前にしてしまえば応援してしまうのだった。
それなのに、それなのにサンフレッチェのサッカーはとても誉められたものじゃなかった。相手は相当に研究してるだろう。大宮だけじゃなく全てのチームがサンフレッチェのサッカーを研究してる。それだけ頑なに同じ戦術で戦ってるということだがこれにはJリーグの監督の意地もあるように思える。サッカー専門誌などに面白い、素晴らしいサッカーとしてその戦術を紹介されるとそこはもう自分の方が勝てるサッカーをやってると証明してやりたくなる。このところサンフレッチェがパッタリと勝てなくなったのはその辺にも理由がありそうだ。
「そういえばガンバはこの前の試合の時後半からサンフのゴールキックの時前線の選手にDFをマークさせたらしいね。そうすれば中林のキックじゃつなげられないという計算があったらしいよ」
隣に座ってたドクトルが教えてくれた。確かに中林のキックは正確性がない。というよりロングキックがまともに見方に収まることの方が少ないのであった。そういう一つ一つの綻びを敵は見付けて突いてくる。そしてそれらが積み重なってついには崩壊してしまうのだ。残念ながらミシャにその軌道修正能力を期待することもできなければメンバーの中に劇的に変化をもたらせてくれる選手もいない。結局どうすればいいのか。ただ我慢して90分過ぎるのを待つしかないのだった。
ハーフタイムに入ったらただただもう苦笑いをするしかなかった。逆サイドが空いててもそこにパスが出ることは皆無だった。というより長いパスが出ない。見えてないんだろうか。気付いてても出せないというならまだ良い。気付かないくらい視野が狭くなったといったら問題だ。果たして夏の調子の良い時期の選手と今ピッチは同一人物なのだろうかと疑問を抱いたのはぼくだけだろうか。


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