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ぼくのミュージック・ライフ

  • Songs Remains the Same
    Led Zeppelin: 聖なる館
    数あるレッド・ツェッペリンの名曲の中でもこれが特に好き。この曲はダブルネック・ギターがあったからこそできたような曲でこういう変則的なギターを使いこなしてるという意味でもジミー・ペイジは凄い。ロックの歴史の中で数々のギターを使ったギタリストはいたがこうしてちゃんと曲のクオリティーを保った形で生かした例というのは他にないのではないだろうか。だからぼくはレッド・ツェッペリンのライブではこの曲が一番聴きたい。そういう意味でDVD、CD含めてライブの音源が一枚しかないというのは勿体無い。だからツェッペリンの海賊版はやたらと高いんだろう。 (★★★★★)
  • モータウン・ジャンク
    Manic Street Preachers: ジェネレーション・テロリスト
     ぼくはこの曲を聴いた時はぶっ飛んでしまった。パンクのエモーショナルな躍動感がありそれでいてヴォーカルの高い声。パンクとは一線を引いてるようでその情熱はパンクだった。ハードロックとも言えないその曲調はこのバンドの大きな特徴だった。  元々このバンド、2枚組みのアルバムを出して解散すると豪語してたが結局15年経った今でも活動している。しかもCDは当時より売れて作品の評価も高くなってる。同時期に出たバンドがまるで残ってないことからすると相当に快挙である。それについて本人達ももっともらしいコメントを出すがそれがいかにも洗練されてる。パンク的でありながら教養のある人達だというのが分かる。そのどうしようもなくハチャメチャでありそうでいながら実はごくマトモな人達というギャップが親近感を呼んでる。だからこのバンドの曲は歌詞までジックリと読んでしまう。  しかし、この人達の作品は結構多く全部網羅するのは骨が折れる。この音楽へのバイタリティ、これだけは間違いなく本物だということだ。 (★★★★★)
  • ルイ・ルイ
    Johnny Thunders: New Rose Collection
     ジョニー・サンダースの死後に出たライブ音源とアコースティック・ギターによるスタジオ録音を音源に編集したアルバム。その中でもこの曲とDo You Love Meは圧巻だった。ラジカセで録ったような音源であるが、それが逆に臨場感を出している。分かる人にしか分からないという作品だ。  ちなみに現在このCDが売ってるのかどうか知らない。これだけセンスのある人がこんなカルト的な存在で終わってしまったのは理不尽な気がする。だからこそ好きな人にはよりたまらない存在になってしまうのだ。 (★★★★)
  • ロクサーヌ
    Police: ロクサーヌ
     これが売春婦に関する歌だと知ったのはずっと後のこと。歌詞も分からずずっとこの曲を聴いていた。勿論歌詞を知ってからもこの曲は大好きな曲だけど。  本当かどうか知らないけどこの曲の入ってるファースト・アルバムはわざと下手に演奏したらしい。理由は当時パンク・ニュー・ウェーブのブームの中でスタイルを合わせたということだろう。そしてセカンド・アルバムでは実力に見合った演奏で上手くなったと思わせたらしい。そういわれてみるとファーストでは音数が少ないシンプルな曲が多いような気がする。このバンド、5作しかアルバムがないのだがそういう抜け目なさというのは元から持ってたようだ。5作とも素晴らしく駄作のないバンドだった。 (★★★★★)

ぼくのブック・ライフ

  • トニー・サンチェス: 悪魔を憐れむ歌
    ローリング・ストーンズの暴露本である。現在は改題され『夜をぶっとばせ』になってるがタイトルといいブックカバーといい前の方がシックリしていた。 ストーンズというのはぼくが最も影響を受けたバンドの内の一つだが、ここまで無茶苦茶をやってそしてそれが逆に彼らのダークなイメージにつながった。まさにロック・バンドの典型である。どんなに悪ぶっても彼らのようにはなれないし彼らのような影響力は出せないだろう。 時代をロックと女とクスリと共に駆け巡り気付けば巨大産業に飲み込まれていったストーンズ。作者はそんなストーンズに最後は身も心もすり減らされてしまったらしい。それでも未だに活動しているストーンズはある意味怪物だ。 ぼくとしてはこの本の訳者中江昌彦の翻訳もその場に居合わせたような感覚になるのが良かった。他にも『レス・ダン・ゼロ』などもいい雰囲気を出してた。今まで本なんか読んだこともなかったぼくが高校生の時読んで凄いショックを受けたのをよく覚えてる。当時のブックカバーの最後に「END]という文字が書かれてたが読後その文字が見た目以上に大きく見えたものだ。 (★★★★★)
  • 落合信彦: 第四帝国
     まず最初に断っておこう。これはトンデモ本である。ここに書かれてる内容は根も葉もないことと言っていい。そもそもこの落合信彦という人がゴースト・ライターを使ってマトモに取材してるかどうか怪しい。本人いわくCIAに100人も友人がいるというから情報には事欠かないということらしいがこれではアメリカ政府のトップシークレットがなぜか来るというUFO研究者と言ってることが変わらない。そういえばUFOに関しての記述もこの本ではありオリジナルな展開を見せてるのは興味深かった。  内容はナチス・ドイツの残党が世界各地で暗躍してるというものでヒトラーは生きてる、UFOは実はナチスが造ったというファンタジーが溢れてる。その展開はちょっとしたSFといっていい。  事の真実なんてどうでもいい。ただ単純にエンターテイメントとして読めば何の問題もないだろう。誰も「ゴルゴ13」を読んで事実と違うと言わないだろう。それと同じことだ。  しかしこの人、いかにも事実というように書くのが上手い。文章も簡単でスラスラと読めるので展開のテンポがいいのである。だから知らないうちに読んでしまってるという感じになる。そのスタイルはぼくもずいぶんと参考にさせてもらった。  まあ実際はゴースト・ライターなんだが。 (★★★)
  • ニック・ホーンビィ: ぼくのプレミア・ライフ
     このブログの元ネタとなった本。この本との出合いはサンフレッチェの応援仲間に渡されたことだ。その存在は知ってたものの読む機会がなかったのでありがたかった。  内容はというとアーセナルを応援する著者のその観戦生活といったとこだがこれを読むと結構日本のサポーターもプレミアのサポーターも変わらないとこがあるのがわかる。退屈な、退屈なアーセナルというタイトルには笑ってしまった。なぜなら分かり過ぎるくらい分かる心情だからだ。ぼくもサンフレッチェを応援してて何度同じことを感じただろう。  今やアーセナルはプレミア・リーグでも優勝しチャンピオンズ・リーグでも決勝に進出するような存在。一方ぼくの応援するサンフレッチェ広島はJリーグの1部リーグで常に降格の危機を感じるクラブ。でもその根っこは同じである。海外サッカー好きにはJリーグをバカにする傾向があるがそういう人には分からない内容かもしれない。 (★★★★★)

サンフレッチェの魂~リンク集

  • ススボウブログ
    自分サッカーやグルメについてのブログということです。 かなり熱心に応援してる方のようです。
  • ひろしま日記&サンフレッチェコーナー
    試合を時系列で紹介したりかなり凝った内容となってます。 現地の様子など行った人でしか分からないことがあり興味深いです。 試合に行った人も行けなかった人も楽しめるのではないでしょうか。
  • ゆみしん徒然の書
    ゆみしんさんのブログ。本当に色んなスタジアムに観戦に出かけて現地の様子をレポートしてます。観戦者視点でそれぞれのスタジアムの様子が分かり現地に行く時の参考になりそうです。
  • Scud Sanfrecce
    MICRAさんのサイト。ここの特集のコーナーは必見。サンフレッチェはなぜ人気がないかという考察については今までに見ない観点がある。是非一度読んでください。
  • ヒロシマ・コーリング
    今そこにある危機。サンフレッチェにはメディアが少ない。その為妙にぬるい記事が目立つ。そんな甘い現状にこのまま放置していいのかという危機感を感じた時発言していく。

2009年7月 6日 (月)

磐田戦~2連敗、連続無得点

2009/07/05 サンフレッチェ広島vsジュビロ磐田 広島ビッグアーチ

 何がどう悪いのか。モニターからは分からなかった。言えるのは圧倒的に磐田の方が攻めていてボールを拾ってもちっとも攻めることができないということだった。そして失点は左サイドの浅い位置からのクロス、それをゴール前で合わせられたというだけだった。森脇が競れなかったとも言えるが磐田はその競り合いに2人もいた。それ以上にどうしてあれ程まで簡単にクロスを上げさせるのか不思議だった。毎度の失点パターンだからいい加減気付いても良さそうなものだが。正直ぼくなどはクロスを上げる前にヤバイと感じた。そんなモニター観戦者にさえ気付くことをピッチの選手が気付いてないというのが悲しかった。1度や2度ならしょうがないと諦めも付くだろうがこういつもいつも同じことを繰り返すようじゃやっぱりこの失点は抑えられないと諦めるより他ないのだった。それならこちらもそれを上回る得点を奪えばいいのだ。

 ただ得点を奪うどころかシュートさえも打てない。攻撃的なチームでありながら攻撃ができない。こんな哀しいことはなない。この状況にただただため息しか出ないのだった。やはりミキッチがいないと駄目か。高萩がいないと攻撃に推進力が出ない。いや、カズがいればもっと違う。みんないない選手に想いを寄せることが唯一の救いでしかないかのようだった。

 後半57分にメンバーを替えてきた。当然ハンジェと交代だろうという予想はできたもののそれで状況が好転するとは思えなかった。なぜならピッチに入ったのは楽山。今まで何かしたという記憶が全くない楽山。まあ天皇杯では1回だけ決勝ゴールのアシストをやったがそれもその後のあまりもの戦力としての使えなさに記憶も消滅しかかっているのだった。

 楽山にパスが来る。楽山がパスを戻す。楽山がクロスを上げられない。その度にぼくらは「楽山じゃしょうがないよ」と諦めの言葉を発する。そしてその次の交代で平繁。前に行くのは魅力だが残念ながらこういう場面に出場して結果を出したことがない。それでも平繁の投入はそれまで傾いていた試合の流れをわずかにサンフレッチェに舵を変えたのだった。そしてその後の大崎、これはもう完全に流れを持ってきた。ドリブルで切り込む、シュートを打つ、ゴール前でFKを得る。磐田は完全にゴール前を固めるようになってしまった。

 だがゴールは生まれなかった。ほとんどのシュートは枠を捉えてない。チャンスはあったが決めきれない。これはただ単に決定力の問題である。ドクトルも京都戦はちゃんとチャンスで決めていれば5点くらい取って勝てたのになと言っていた。参った、ここに来て決定力不足かよ。だがこうなるのも半ば予想の範疇であった。

 放送でもしきりに言っていたがあと1ゴールで寿人が広島での通算100ゴール達成である。こういうメモリアルがある時サンフレッチェは決まって点を取れなくなる傾向にあるのだった。盛り上げるために煽りたい気持ちも分かるがこういうことを言えば言うほど点が取れなくなる。負けてしまう。悪循環である。

 不吉なことに今の勝ち点の取り方と失速の仕方が2007年と酷似している。ぼくに指摘されるまでもなく多くの人は気付いているようだった。

「今年は残留目標、上を狙うのは来年かな」

 仲間のその言葉に否定をする勇気はなかった。ただ肯定するにはあまりにも悔しいのだった。

磐田戦~原出場

2009/07/05 サンフレッチェ広島vsジュビロ磐田 広島ビッグアーチ

「今日はヤバイですよ」

 ふとこの試合の中継について聞かれた際に言葉に出た。

「だってGKの中林が怪我で出ないみたいなんですよ。代わり入団1年目の原が出場するみたいですよ」

「エッ、怪我したの?何でGKばかりこんなに怪我するんだろうねえ」

 本当にそうである。だけどその兆候はあった。ここ数試合の中林のパフォーマンスの低さを考えると体調が万全でないのは納得できたし元々怪我が多いことで鳥栖でも出場のチャンスのなかった選手である。中林にとっても始めての充実したシーズンだっただけに悔やまれる欠場であろう。ちゃんと戻ってきてくれればいいのだが。

 しかし、サブに下田が復帰するという情報を得た。30歳を越えて1年もリハビリに費やしたらもう選手として使えない、誰もがそう考えるだろう。そして復帰しても以前のようなパフォーマンスは期待できない。それでも下田という名前を聞いただけで安心感がある。やはり数々のビッグセーブの記憶は中林や佐藤昭大では存在感という意味でとても敵わない。戦力的にどうかなんて分からない。ただ下田がベンチに座るというのが嬉しいのだった。

 その他にもミキッチと高萩も欠場という話もあるし一体どうなってるんだろう。ただこういう事態が起きないとなかなか超新星が現れないから調度いいかもしれない。どうやらナビスコカップでも活躍した大崎もサブに入りそうだ。数々の不安要素をそういう期待要素に無理矢理すり替えるのだった。

 かくして試合はいがい意外にも原は安定したパフォーマンスを披露した。それよりも酷いのは右サイドだった。やはりミキッチの穴は大きい。そしてそれに連動するように右サイドだけでなく全てが良くなかった。磐田の余裕の試合運び。攻められ攻められ攻められ続ける。攻撃サッカーと謳いつつ相手に攻撃されている。ボールが前に運べない。ああ、やっぱり右サイドはふさがれてしまう。考えてみればJ2の時でさえ右が弱点だったのだった。J1で通用する訳ないだろう。

 半ば予想の展開ではあったものの観てるのは辛かった。辛くて辛くて辛い展開だった。これをホームでやってしまうか。一緒にモニターで観戦してた仲間の表情は一様に曇ってしまったのだった。

2009年7月 2日 (木)

磐田戦~因縁の3連戦、最後の試合

2009/07/05 サンフレッチェ広島vsジュビロ磐田 広島ビッグアーチ

 失意の果ての京都戦の後、当然のことながら時は進んでる訳で次について考えないといけない。そしてそれはまたしても因縁の対決だった。ジュビロ磐田、ナビスコカップで引き分けでも予選突破という条件がありつつも敗れてしまった相手。雪辱という意味ではまだ記憶が霞んでないだけに時期的に調度良かった。神戸、京都、磐田と因縁の3連戦の締めくくりである。これは勝っておかなければいけない。

 ただし、あまり気負いすぎると京都戦のように足元をすくわれるのかもしれない。あくまでも1シーズンのリーグ戦の内の1戦というぐらいに考えておいた方がいいのかもしれない。その方が負けた時もショックが少ないという効果もある。ああ、ぼくも散々チームのパフォーマンスが悪いとクソミソに言うのに自分は落胆に対する対抗策を練っている。つまり自分にはめっきり甘いのだ。チームには厳しく、自分に優しく。うーん、選手もこういうサポーターを相手にしなければいけないのだから大変だろう。

 しかし大変と言えば磐田も大変だ。低迷を続けるチームを救うべく獲得したFWイグノはリーグ戦の中断機関に早々にヨーロッパへと移籍してしまった。Jリーグの中でも突出したストライカーで次々に結果を残したもののすぐに去ってしまいまるで風の玉三郎のようであった。正直サンフレッチェとしては対戦前に退団してくれたので助かっただろうがその一方でイグノのいるジュビロと戦って欲しかった。そうなるとまあメチャクチャにやられた可能性もあるがそこはそれ、槙野や中林がどれだけ止めることができるのかというのも観てみたい気もしたのだ。

 そして磐田ということでは駒野のことを忘れてはいけない。果たして当人としてはサンフレッチェに対してのモチベーションはどうなか。どうも磐田に移籍してからの駒野は精細を欠いてるように見える。そのせいかJ2降格と共にサンフレッチェを出ていった選手であるにも関わらずあまり感情的なしこりはない。むしろ大丈夫かという心配を抱いてしまうのだった。

 確かに駒野が抜けた2008年は右サイドが穴だった。だが2009年にミキッチが加入するとその問題は一気に片付いた。ただミキッチはシュートが入らない。その点だけが不満といえば不満なのだが正直駒野もあんまりシュートが入ったというイメージがない。サイドの選手がゴールを決めるというのはそもそもが難しいことなんだろうか。

 かつて、まだ磐田といえば強豪でトムソン監督は守備を引かせてカウンターから久保が決めるというパターンで何度もジャイアントキリングを起こした。そしてその強豪に勝ってしまうというのが痛快だったのである。それが今の弱体化した磐田ではそんな楽しみはない。そこがまたサッカーの恐ろしさでもあるのだった。

 それにしてもサンフレッチェはけが人が多くなった。依然として森崎ツインズの音信は不通で森脇もどうなってるのか分からない。盛田、柏木の2人は前節負傷退場してるしGKの中林まで膝が悪いという話が聞こえてくる。この負傷の多さは昨シーズンも一緒だったがそのお陰で選手層が厚くなるという副産物があった。ただそれはJ2だったからとも言え果たしてJ1でそれがどの程度通用するのかという疑問がある。いずれにしても楽な試合にはなりそうもないのだった。

 そういえば2007年はこの時期から勝てなくなり降格してしまった。果たして今回はどうだろう。あのシーズンと勝ち点に積み方があまりにも似ていて不吉な予感もする。この不吉な予感を吹っ飛ばして欲しいものだ。さあ、ぼくもそうならないように応援しよう。といってモニター観戦なのだが。

2009年6月29日 (月)

磐田戦観戦会ご案内

16節 7月05日(日) 18時 磐田(広島ビ)

(【紫熊】市川Public ARROW'S)

『観戦会開催予定試合』
17節 7月11日(土) 19時 関東のため開催なし(浦和@埼スタ)
18節 7月19日(日) 18時 千葉(広島ビ)
19節 7月25日(土) 18時 関東のため開催なし(東京@味スタ)
20節 8月 1日(土) 19時 鹿島(広島ビ
21節 8月15日(土) 19時 神戸(神戸ユ)
22節 8月19日(水) 19時 大分(広島ビ)
23節 8月22日(土) 19時 浦和(広島ビ)
24節 8月30日(日) 18時 山形(NDスタ)

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※基本、16時以降の試合が対象となり、
チャージ1500円+1フード・1ドリンクのミニマムオーダーを頂く形となります。
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関東在住のサンフレッチェサポーターの皆さん!
試合の結果が気になり、速報サイトでチェックしてる方!
自宅で一人スカパー観戦してる方!

気の会う仲間と楽しくお酒や食事を楽しみながら、愛するサンフレッチェを応援しましょう!!

関東サポのホームと呼ばれる下北沢「under_bar」までは、ちょっと遠いと思いのあなた!
新たに観戦会をスタートした、市川で盛り上がりましょう!!

http://public.arrows-project.com/index.html
千葉市市川市市川南1-1-8 駅前サンハイツ1F
JR市川駅南口 徒歩3分くらい

京都戦~絶望の中に希望を見出す

2009/06/27 京都サンガFC vsサンフレッチェ広島 西京極陸上競技場

「ムチャクチャストレスの溜まる試合ですけが、観ます?まあこんな日もあるだろうけどねえ」

 タイセイさんからのメールを貰うまでもなくぼくは結果を知っていた。20、絶対に勝たないといけない相手に完全にやられてしまった。ここで勝つと上位が狙える、ここは絶対に負けてはいけない、そういう試合に限っておとしてしまう。試合内容も相当悪かったようでそれがまた気を落とさせるのだった。

「どうもねえ、やはり午後1時開催というのは無理があるんでしょうかねえ。私もあの辺住んでたことあるんですけどあそこの蒸し暑さときたら半端じゃないですよ。うちのスタイルだと運動量が生かせないとどうしてもキツイですよね。みんな動きが悪かったもんな」

 暑い日差しの中、タイセイさんに電話した。確かに外は暑い。京都ってそんなに暑いとこなのか。でも気候の条件はどっちも同じなんだけどなあ。

「それよりも柏木と盛田が負傷で交代しましてね。横竹と高柳が出たんですけどけが人が多いですよね。森脇は今日もベンチにすら入ってなかったからこれはまた長期の離脱があるんじゃないですか?あと3人目にミキッチが平繁と交代しましたけどミキッチも最近精彩がないですねえ。今日は両サイドからの攻撃が全くなかったですよ」

 聞けば聞く程気がめいってきた。そして映像としては最初の失点は観た。4人も守りの選手がいながら相手のシュートを許してしまった。大したシュートに見えなかったが誰かの足に当たってコースが変わってしまった。この失点、運がなかったと言えばそれまでだがこの時サンフレッチェの選手は一人こけてた。そして中林も防ぐことができないポジションにいたということで一時期の神通力が失われたような気がした。

 そして次の失点。もうこれをぼくは観ることができなかった。タイセイさんによるとDFが前線まで走りこんできて決められたということで完全にサンフのお株を奪われるようなことをされてしまったということだ。そんなシーンを観る精神力はとてもばくには持ち合わせてないのだった。

 この日の晩、近所のサッカースクールの関係者と飲みに誘われた。小学生の試合があってその結果がどうのこうのと盛り上がっていたがぼくは一人沈んでいた。

「そういえば今日サンフレッチェどうだったの?」

 ふいにそういう質問をぼくにぶつけてくる人がいる。ああ、止めてくれと思いつつ負けましたと一言答えた。1年を通してあらゆる試合があるもののこの試合というのは意味合いが大きかった。ぼくはサンフレッチェを応援してる限り絶対にタイトルなどという歓喜は訪れないんだろうという気がした。

「でもサンフレッチェはクラブとしては立派だよね。ちゃんとユースの選手を育てているんだから。他のクラブなんてFWに外国人を並べてさ、それで得点力不足なんてそんなん当たり前じゃん。Jリーグの理念っていうのがあるけどさ、そんなのただの建前で広告代理店の産物になってしまってるよね。本当に広島だけだよ」

「そう、そうなんですよ。今だって外人2人しか使ってないですしね」

 他にも盛田や中島のようなほぼ他のクラブを戦力外になったような選手を主力として使ってるし久保や服部、もしくは青山のような全くの無名選手を中心選手として見出したし。今回だって横竹のようにまだ不安もある選手だってちゃんと実践で使ってる。他のクラブの選手でもユースを含めサンフレッチェにいた選手は結構いるのだ。そう思うとサンフレッチェの日本サッカーへの貢献度は極めて高いと言える。

 そうだ、サンフレッチェはたかが1戦のことで下を向いてはいけない。大きな意味で偉業を成し遂げているんだから。だからこそぼくもサンフレッチェが好きなのだし応援したいという気がするのだ。

「でも、小野剛が監督やってる時にメチャクチャにされましたけどね。今の日本サッカー協会の技術委員長ですけど。何であんな人をああいうポストに付けるのかサッパリわかりませんよ」

 この話を聞いてる人たち、一部の人を除いて「小野剛、誰それ?」という顔をしていたのは言うまでもないことだった。

2009年6月26日 (金)

マイケル、訃報

2009/06/27 京都サンガFC vsサンフレッチェ広島 西京極陸上競技場

「マイケル・ジャクソン、死亡」

 インターネットの記事でその表題を見たときにはマイケル・ジャクソンはもう売れなくなって死んだも同然だという意味だとばかり思ってた。そしたら本当に死んだのだった。ミーハーの象徴、消費文明の歯車、大衆迎合音楽、そんな風潮でぼくのようなロック好きにはバカにされる存在ではあった。だってバンドでやるんならローリング・ストーンズの方がかっこいいしマイケル・ジャクソンなんてバンドでできるものじゃなかった。でもよく考えてみるとジャクソンズの『ステート・オブ・ショック』ではストーンズのミック・ジャガーも参加してるし『ビート・イット』でギターを弾いてるのはエディ・ヴァンへイレンだったりする。実はぼくがロックにこだわって線引きしてた境界線なんて実は大してなかったのかもしれない。

 こういう冷静な判断ができるようになったのは紛れもなくマイケル・ジャクソンが死んでしまったからだ。ミュージシャンというのは死んで神格化されるとこがある。そしてそのイメージに流されて死んだ瞬間にファンになるという訳の分からない人が出てきて途端にCDが売れてしまうという現象が起きるのは目に見えてるのだった。生きてる内にファンだったら次の作品を待つ楽しみがある。だけど死んでしまってからファンになってしまってはどうしようもない。といってそういう人はせいぜいCD1枚か2枚買ってそれで満足な人なんだろうが。

 サンフレッチェの2度のJ2降格ではその都度新しいファンが付いた。それらの人がもっと早く応援に来てたら降格はしなくて済んだだろう。でもそこはもはやJ1でなくなったという喪失感が逆に人を呼び寄せたのだ。なくなったという事実に人は惹きつけられるのだ。そういう意味でマイケル・ジャクソンの死と同じ感覚のような気がするのだった。

 2度目の降格の時、ビッグアーチには明らかにそれまで来てなかった人がたくさん詰め掛けてた。23千人もの人が来て勝てなかったのはこの時来た客を取り込めなかったという意味でも残念な気がした。でも明らかにあれからスタジアムに来る人は増えた。特に関東での増え方は急激だった。あの時京都に勝てなかったのは哀しかったが結果として良かったのだと考えることができるようになった。

 そして2年経った今、チームとしての成長を見せ付けねばならない。何と言ってもこっちはほとんどメンバー変わってないんだから。

 でも向こうはほとんどメンバー替わってしまったんだよな。道理で大して意識してない訳だ。でもそれは勝者だからこそのメンタリティだろう。こういう相手に負けてはならない。勝つ、絶対に勝つ。天国にいるマイケルもきっと応援してくれるだろう。

 いや、待てよ。一体マイケル・ジャクソンがいつサンフレッチェの応援なんかしたというんだ。生前CDなんて1枚も買わなかったのにそんなこと言ってる。ぼくも死んでからファンになる人たちと大して変わらないということだろうか。

因縁の一戦

2009/06/27 京都サンガFC vsサンフレッチェ広島 西京極陸上競技場

「特に意識はしていない」

 『エル・ゴラッソ』に載ってた京都側のコメントに火がついた。忘れもしない2007年のJ1J2入れ替え戦の相手だ。この京都に負けたからこそサンフレッチェはJ2に落ちた。そちらに意識がなくともこちらには意識があるということだ。

「でもあれは自滅という要素の方が大きいからなあ」

 ドクトルはそう答えた。確かにそうだ。誰がどう見ても最悪なウェズレイをスタメンで使った。それが1試合ならまだしも2試合も使ってしまった。ミシャの采配ミス。2試合目、スタメンにウェズレイの名前があるのを見てもう終わったと感じたものだった。

 その後、J2降格が決まった後というのは惨めなものだった。天皇杯でも決勝まで行くも鹿島に負けたらJ2に落ちたチームがJ1の優勝チームに勝てる訳ないだろと揶揄された。ゼロックス・スーパーカップでその鹿島にリヴェンジを果たしタイトルを手に入れるもその翌週はJ2のカテゴリーでしか試合ができないという現実。チームがどんなに連勝を重ねようとも得点を重ねようとJ2の記録としかならないという行き場のなさ。あの日、あの時の結果がこうもクラブの状況を左右させるとは。そしてあの時があるからこそ今があるとも言える。

 実際2007年までのサンフレッチェには顔がなかった。ただ2週間に1度ビッグアーチで試合をやるだけの興行主でしかなかった。客が入らないからといって誰も悩まない、客が来るようになるにはただ勝てばいいんだという安直な発想しかなくぼくらも一体このクラブを動かしてるのは誰なのかサッパリ分からなかった。あの時のJ2降格は選手も揃ってる状況だっただけにフロントの不甲斐なさというのが身に染みたのだった。

 それだけに2度目のJ2降格はクラブとしても危機感を募らせた。あらゆることが降格の前と後とでは違ってきた。ホームページからして以前は外注の業者に丸投げといういかにもやる気のないものが一気に情報量もデザインも向上した。あらゆることで動きが速くなり弱点の補強も迅速になった。クラブの方向性としても監督任せではない意思を感じるようになった。それこそは降格したからこその変化かもしれない。

 しかし京都もエレベータークラブの異名が変わりつつある。そもそもJ1復帰後の観客動員は着実に増えそれまでの行き当たりばったりの補強方針から芯が入ってきた。サンフレッチェが降格で改善した一方で京都は昇格で改善していった。これは双方にとって好ましい効果であったろう。

 そういう経緯から京都に感情的な恨み辛みはない。それでもこの一戦は勝たなければ納得できないこだわりがある。降格のトラウマの打破、ケジメを付けなければいけないのだった。

2009年6月22日 (月)

神戸戦~Up and Down with Snfrecce

2009/06/21 サンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸 広島ビッグアーチ

「エエエエエッ、あれがPKぃぃぃっ!」

 FKの壁に入ったミキッチの手には確かにボールが当たってた。だけどあれは直撃を回避するため身体を横に向ける、言わば防衛本能のようなもので無意識の結果だった。あれでPKというなら強烈なキックを真正面でブロックしなきゃいけないということだろうか。いや、やっぱりあり得ない。

 このPKを大久保がいとも簡単に決めてしまった。正直前半は何の印象もなかった選手にゴールをプレゼントしてしまった。プレゼントと言えばサンフの1点目も北本のオウンゴールなので同じだがこのPKは納得いくようなものじゃなかった。2007年も大久保のPKで負けた。もしかしてまた今度もという悪い予感が走った。

 それでもスコアは21。まだ勝っている。それなのにサンフレッチェは一度傾いた流れを食い止めることができない。すぐに左サイドからクロス気味のボールを直接ゴールに入れられてしまった。唖然とした。あれが入るのかよ。そのあまりにもあっけない同点へのプロセスに対してぼくらは言葉を失った。これで振り出しに戻ってしまった。

 前半終了間際には高萩の絶妙なトラップとピンポイントのパスで槙野が豪快にシュートし20とした時にはもうこの試合は決まったという気がしたものだ。それでも1点目が開始1分とあまりにも早い得点だったことが逆に不安を感じていたのだった。大体あまりに早く得点すると負けてしまうというのはよくあることだ。だからこそ槙野のゴールは本当に救われたのだった。

 同点にされたことで点を取らなければいけなくなった。それなのに悪い流れに陥ったサンフレッチェはパスがつながらない。苛立ちが募る。攻めろ、攻めろ攻めろ、もっと攻めろ。熱くなっていたぼくは声に出して言っていたかもしれない。そしたら前掛かりになった裏を取られ茂木に逆転ゴールを決められてしまった。よりによって茂木に決められてしまった。小野監督に潰されて広島を去った選手に決められた。それがまたショックを強めたのだった。

 もう負けた。またしても2007年の繰り返しか。もはや希望をなくしてしまった。今日勝たないとマズかったんだけどなとドクトルが呟く。ガックリ肩を落としてしまいもはやこの試合に何の希望も持てなくなってしまった。

 攻めてもシュートまでいけなかったりボールを失ったり、もう駄目だとため息ばかりが出てしまうのだった。神戸もイエローを貰う頻度が多くなりこの試合をこのまま閉めようという意気込みがあった。せめてあのPKさえなければ。こういう展開にはならなかっただろうに。ここでまたレフリーへの怨みつらみを感じるのだった。

 残り10分。ああ、もう時間がない。打開することはできないのか。そんな時寿人へボールが入った。でもそこにはDFががっちりマークをしておりシュートを打てそうにない。何とか取られないようにボールを後ろに流す。そしてそこに走りこんでいた柏木。強烈なシュートをGKとゴールの枠のわずかな隙に叩き込んだ。

「うおおおおおおっ、柏木が決めたーっ!」

 モニターの前で観戦してた3人は声を上げた。

「柏木、やっとお前はこういう時シュートを入れられるようになったか」

 ドクトルが諭すようにコメントしたが本当に柏木はこういう場面でいつもシュートを外していたものだった。これで同点。やっぱりまだ行けるぞ。

 息を吹き返したサンフレッチェは途端に躍動感を得たようにいつものパス回しが冴えまくる。そして今度は高萩のシュート。ただしこれは威力がない。だがゴール前の寿人に当たったことにより軌道が変わりゴールに入っていった。

「うおおおおおおっ、入ったあああっ!」

 気が狂ったように騒ぎ出したぼくらだった。後でリプレイを観たら寿人が触ってはいるだろうがその後ろでマークしてた北本の足に当たってた。北本2ゴール目じゃないかという声に他の2人もドッと笑いが込み上げた。

 しかしここからが苦しかった。あと5分しかないというのにこの5分が長いこと。こんなの普段のパス回しをやってると軽く過ぎてしまいそうな時間なのにこの後バタバタと攻められてしまうのだった。ゴール前でのFK。ああ、ヤバイ。相手の精度のなさで助けられた。それでもまたFK。逆転をするまではあれだけボールを支配してたというのに落ち着かない。そしてまたしても相手の精度のなさで助けられ最後は選手交代で時間稼ぎをしてこのピンチをやっとのことで切り抜けたのだった。ああ、心臓に悪い試合だった。

 終了のホイッスルは歓喜の瞬間というよりホッとした安堵感の方が大きかった。そしてあまりにも感情の起伏が激しかった試合だけにその後のハイライトでは前半の映像が遥か昔のことのように感じられたのだった。

 3人は試合を振り返り審判は酷かっただのでもあのPKはやっぱり失敗だったと気付いたから神戸にイエロー乱発したんだろうとか議論が白熱するのだった。そして試合中は罵声と歓喜を繰り返しその声は遠く木霊しただろう。この閑静な住宅街、さぞやドクトルの家では何が行われてるんだろうと近所の家に思われたことだろう。

2009年6月20日 (土)

リーグ戦再開

2009/06/21 サンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸 広島ビッグアーチ

 2007年、神戸戦から転落が始まった。ホームズスタジアムでアウェイの試合で柏木のゴールで先制しほぼ一方的な展開になったにも関わらずFKPKによって敗れてしまった。唖然とした感覚が記憶と共に蘇ってくる。そしてこの試合を機にサンフレッチェは勝利から遠のき逆に神戸にしてみたら勢いを持つ契機となってしまった。一つの試合の持つ重大さを痛感させられたのだった。

 その神戸に中断明けのリーグ戦で戦うことができるというのはどこか因縁めいたものがある。ナビスコカップでは予選リーグ突破目前だったのに磐田に敗れた。そして代表に召集された槙野は1試合もピッチに出ることなく戻ってきた(一体何のために呼んだんだ、岡田)。チームの中心であるカズが長期離脱という発表もあった。何もかもがサンフレッチェにとって引き潮である。対する神戸は茂木がやっとその才能をゴールという形で結果を出すようになってきた。小野監督に潰されなければこれくらいできる選手なんだと今更ながら寂しい想いがするのだった。そしてドイツへ移籍した大久保が戻ってきた。こじつければ神戸の方が有利な条件が重なっているのだった。

 しかしこれらの要素は本当にこじつければという話であるのだった。実際ぼくも『エル・ゴラッソ』を読まないと忘れてたような要素も多いのだった。ただし分析担当コーチの「磐田戦は参考になった」というコメントが不吉ではあった。これが言葉通りならまた2007年の再現ということにもなりかねないのだった。

 いずれにしてもこれはサンフレッチェにとって浮くか沈むか瀬戸際の一戦であることに間違いない。Jリーグ公式サイトのチケット販売状況によると結構売れているらしい。こういう時に限ってコロッと負けてしまうのがまたサンフレッチェなんだよなとまたしても不安要素が浮かび上がるのだった。

 客がたくさんいても勝てるか。これぞまさしく相手がどこだろうと関係ないサンフレッチェの問題なのだった。といって蓋を開けてみるとそんなに客が入ってなかったりする。それもサンフレッチェらしい。兎にも角にもリーグ戦再開なのだった。

2009年6月18日 (木)

カズ慢性疲労症候群

サンフレッチェ広島所属の森崎和幸選手の状況について以下の通り診断されましたので、お知らせします。

診断名 慢性疲労症候群
備考 現在のところ復帰時期については未定。
回復には十分な休養が必要と診断されました。

(サンフレッチェ広島公式サイト)

 カズのいなくなる時はいつも突然だ。怪我や病気で戦線を離脱するなんて突然で当たり前なんだがどうもカズの場合それが唐突過ぎる気がする。ちょっと精神が足りないんじゃないか、そんな気さえしてしまうのだ。

 確か2006年もモヤモヤ病という訳の分からない病気に掛かってしまった。この病名がまた単なる精神病、もしくは気の持ち方でどうとでもなるような印象を受けるためカズって何してんだという気になったものだ。そして今回も慢性疲労性症候群って寝りゃ治るぐらいの感覚しか憶えないのだった。

 だが実はモヤモヤ病というのも立派な医学の病気である。そして今度の慢性疲労症候群にしてもしかりである。それなのに精神的な弱さに起因してると感じてしまうのはカズのキャラクターがあるだろう。

 ユース出身の選手として初めてトップに定着できた選手であるがその貴重性から多少の物足りなさも目を瞑ってきた感じがある。実際2003年ぐらいまではバックパスが多いとか言われたものだ。そして小野監督は色んなポジションで使ったせいで本職はボランチだろうが今一つ芯の通ってない印象を受け才能があると言われる割にこんなものかなとも思ったものだった。そしてミシャが監督となって右のストッパーとなると明らかにそこが穴となりその頼りなさのイメージが増徴されたのだった。

 しかし、カズがその存在を大きくしたのはやはりミシャの時だった。再びボランチに戻るとボールキープ、パスのセンス、守備のバランス、どれを取っても素晴らしかった。まるで冬眠から覚めたかのような存在感であった。そしてJ1でもその能力を見せつけチームの躍進にも貢献するはずだったし実際にそうなっていた。それがリーグ戦が中断するとパッタリと試合に出なくなった。連戦が続いたから休んでるんだろくらいに思っていたらいつまで経っても出てこない状況にさすがにおかしいと勘ぐるようになった。

 そして今回の病気の発表である。やはりという気もしたがこの病気になるタイミングがまたカズらしいような気もした。病気は本人の管理能力のせいとかそういうものではないのだろうが。

 折りしも日本代表がW杯予選を戦ってる最中だった。その低調な試合を観てるとカズも選ばれる能力はあったなと思ったのはぼくだけじゃないだろう。

 ああ、一体カズはいつのなったら戻ってくるんだろう。オーバートレーニング症候群の浩司と共に双子が両方とも戦列を離れたというのも森崎ツインズを象徴してるようでもあった。

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